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ホークス悲劇ドミノ スアレス右肘手術していた 故障者続出、ついに借金1…試練の連続

西日本スポーツ 4/15(土) 6:50配信

 故障者続出の工藤ホークスがさらなる試練に見舞われた。福岡ソフトバンクは14日、ロベルト・スアレス投手(26)が米国で現地11日に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術を受けたと発表した。復帰まで約1年の見込みで今季は絶望。右腕をつった剛腕が福岡に戻ったころ、ヤフオクドームで戦っていたチームは今季初の3連敗で昨年4月以来の借金1となった。負の連鎖よ、早く収まってくれ…。

【写真】和田の左肘に残るトミー・ジョン手術痕

 ヤフオクドームで今季初の3連敗が濃厚となっていた午後8時半ごろ、昨季何度もチームを救ったスアレスが福岡空港の到着口から現れた。ギプスで固定した右腕を首からつる痛々しい姿。検査のため向かった米国で右肘の手術を受けていた剛腕の、今季中の登板の可能性が消滅した。

 空港での球団職員らの出迎えに「疲れたよ」と日本語で応じたが、普段の明るい声ではなかった。「フラストレーションがたまることもあるだろうが、忍耐強くリハビリをして早く戻れるようにしたい」。いわゆるトミー・ジョン手術で復帰までに要する期間は約1年。来季の開幕にも間に合わないことが決定的となり無念さを漂わせた。

 ベネズエラ代表として出場していたWBCで右腕を負傷した。大会中に代表を離れ日本へ戻り、国内の病院では右前腕の肉離れと診断された。その後、万全を期すための精密検査を受ける目的で5日に渡米。ニューヨーク州の病院でメスを入れる必要があるとの診断が下され、現地時間11日に手術を受けた。

 来日1年目の昨季はリーグ3位の26ホールド。今春キャンプの時点で、首脳陣は「8回スアレス-9回サファテ」とする起用方針を固めていた。昨年のクライマックスシリーズで球団最速記録の161キロをマークした剛腕セットアッパーの不在が確定したことで、救援陣の負担が増すことは確実だ。先発陣でも和田、武田、松坂ら故障者が相次いでいる中で、追い打ちをかける事態となった。

 金子に2安打完封負けを喫した試合後、報道陣に囲まれた工藤監督は「今日、何かあるの。何もないよ今日は」と珍しく自ら切り出した。借金生活に転落して穏やかならざる胸中に、さらなる波風が立つ。米国で手術を受けたスアレスについては「した方が、その後も含めて安心してできるところもあったんだろうとは思いますけどね」と話し、チームに不可欠な戦力だったかとの問い掛けに「もちろん」と断言した。長期ロードから戻った本拠地でまさかのショック。始まったばかりとはいえ、V奪回を目指す旅路はいきなり試練の連続となった。

西日本スポーツ

最終更新:4/15(土) 6:50

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