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「この火が消えないうちに」pixivが「マストドン」にいち早く企業として参入した思い

4/15(土) 19:45配信

BuzzFeed Japan

「ポストTwitter」とも期待される分散型SNS「Mastodon」(マストドン)。誰でもインスタンス(サーバ)を作れるのが特徴のこのサービスで、4月14日、ピクシブが「Pawoo」の運営をはじめた。【BuzzFeed Japan / 山崎春奈】

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他のインスタンスはほとんど、個人の管理するもの。いち早く企業として参入し、サービスを立ち上げたピクシブの狙いは?

そもそも、マストドンって何?

「Mastodon」(マストドン)とは、ドイツの24歳のエンジニアが開発した分散型のSNS。文字数制限はTwitterよりも長い500文字で、画像や動画も投稿可能だ。

大きな特徴は、登録時にインスタンスと呼ばれるサーバを選択し、“所属”を決める必要があること。世界中で数百のインスタンスがすでに立ち上がっている。

数万人規模のユーザーを抱える日本最大のインスタンス「mstdn.jp」をはじめ、個人や有志による管理運用がほとんどだ。

文化が生まれる予感に“使命感”

「新しいムーブメントが生まれそうなのに、多くの人がその価値に気づく前に消えてしまったら……。もしそうなったらもったいない、なんとか食い止めなければ、という使命感でした」

「Pawoo」(パウー)を立ち上げたピクシブのリードエンジニア・プロダクトマネージャーの清水智雄さんは、BuzzFeed Newsの取材にそう答える。

清水さん自身も、数日前にWebの記事でこのサービスの存在を知り「衝撃を受けた」という。

「まずは、マストドンの完成度の高さ、必要な機能がしっかりと実装されていることに驚きました」

「本文を読む前にワンクッションおける『CW』(コンテンツワーニング)や、閲覧注意を促せる『NSFW』(=Not Safe For Work、職場では危ない)など公開範囲の設定機能も絶妙な落とし込みで、作者のセンスを感じます」

「何より、分散型のSNSの思想と構造に一番の魅力を感じました。インスタンスごとに文化圏のようなものが誕生する可能性もあるのでは? と、新しい価値が生まれる予感にわくわくしました」

しかし、現状では、多くのインスタンスが個人や有志によるボランティア的な運用。Mastodonの仕様と構成は「かなり富豪的」(清水さん)で運用の負荷は比較的高く、早期に終了するケースも考えられる。

このサービスの可能性や魅力が正しく伝わらないまま終わってしまうのでは……。そんな焦りから、しっかりしたインフラを用意し、企業として提供できないかを会社に提案したという。

現場からの声を聞いた伊藤浩樹社長も「僕らがやらない手はない、クリエイターの創作活動とコミュニケーションを支援できる場になるかもしれない」と快諾。

プロジェクトは即座にスタートし、10時間ほどの実作業で、14日(金)夜にリリースした。

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最終更新:4/15(土) 19:45
BuzzFeed Japan