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端午の節句へ 家紋入り兜、制作追い込み 唐津焼・中野陶痴窯

4/15(土) 15:38配信

佐賀新聞

 唐津市町田の中野陶痴窯で、端午の節句の置物として唐津焼の兜(かぶと)の制作が進んでいる。注文生産で、中野霓林(げいりん)さん(66)は「家紋入りだから、その家で代々引き継いでもらえれば」と話している。

 この2年は個展などで忙しく、制作していなかった。「家紋が似合う鍬(くわ)形だから」と鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した武将・楠木正成の兜をベースにしているが、希望があれば、ほかの武将にも応じる。

 鉄分を含む黒っぽい土から荒型で形をとり、へらで細かい兜の模様を入れる。鍬形と面は透明釉(ゆう)をかけ、家紋は「かき落とし」、ほかは白磁の粉を塗って仕上げる「粉引(こひき)」の技法で作る。制作には1カ月かかる。

 標準サイズ(幅17センチ、奥行き20センチ、高さ21センチ)は20万円で、普段使いできるように香炉にもなる。ほかにも今年から制作している大きなサイズの兜、勇ましい加藤清正公像もある。

 問い合わせは同窯、電話0955(73)8881。

最終更新:4/15(土) 15:38
佐賀新聞