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原釜尾浜海水浴場、来夏再開へ 福島・相馬、年度内の整備前提

福島民友新聞 4/15(土) 10:48配信

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた相馬市の原釜尾浜海水浴場について、市が2018年夏の再開に向けて調整していることが14日、分かった。海水浴場の周辺では、堤防や防災緑地の整備が17年度中に完了する見込み。市は整備完了を前提に、関係機関と再オープンに向けた協議を進める方針だ。

 整備が順調に進めば8年ぶりの再開となり、相双の海水浴場では初めて。隣接する景勝地松川浦とともに、浜通り北部の観光再生の起爆剤になると期待される。

 海水と砂浜の放射線量について相馬市は、15年から測定を続け、ともに安全を確認している。立谷秀清市長は福島民友新聞社の取材に対し「計画通り来年4月ごろまでに周辺の整備が終われば、来夏を目標に再開したい」と答えた。

 県は「自然災害などがなければ、海水浴場周辺に関係する復旧工事は17年度中に全て完了する見通し」(相馬港湾建設事務所)としている。

 原釜尾浜の再開を巡っては、今後津波が発生した場合の避難場所の確保など防災面の対応が課題となっていた。これに関して県は震災後、海水浴場周辺から相馬港湾一帯の背後に約3.2キロの堤防を整備。現時点で96%が完成しており、本年度中に終わる見込みだ。

 また、沖合の離岸堤や防潮堤など津波を防ぐ公共施設も修復が済んでおり、堤防の背後に県が整備している防災緑地や湾岸道路と海岸堤防間の歩道、駐車場も本年度中に完成する見通し。

 がれきやガラスなどの除去や、新たに砂を入れるなど砂浜の整備も順調に進んでおり、後は市の再点検などを待っている状況だ。

福島民友新聞

最終更新:4/15(土) 10:48

福島民友新聞