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ロッテ涌井、強風も「味方にして」初勝利 伸びる直球生かし「力で押した」

Full-Count 4/15(土) 18:27配信

7回無失点の快投で今季初白星、伊東監督も称賛「テンポがよかった」

 本拠地のファンを、そして風をも味方にした。ロッテの開幕投手・涌井秀章が15日の西武戦で7回116球4安打無失点8奪三振の快投で今季初勝利を挙げた。3月31日のソフトバンクとの開幕戦(8回途中2失点)、6回途中5失点で降板した8日の楽天戦と連敗。「間合いとテンポが悪すぎる」と話していた伊東監督も、この日は「テンポがよかった。(それを)意識して投げていた。風が強く、落ちるボールの変化が大きかったが、風を味方にしていた」と円熟のピッチングを称えた。

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 前回の楽天戦は立ち上がりから失点。四球や連打で初回に40球も投げた。「フォアボールからの失点が多かったので、フォアボールを出さないように、ストライクゾーンで勝負という原点ですね。(この球場は)風でストレートが浮く特性があるのでうまく利用できた。縦の変化は投げるポイントを変えながらがうまく投げられた」と最多勝3度の技術が凝縮していた。

 3回は炭谷への142キロ直球、5回はメヒアへの144キロの直球と、ホップするような高めへのボールで空振り三振を奪った場面が象徴的だ。7回まで先頭打者は1度も出塁させなかった。

もえ夫人も「どこかで見ているでしょう」

 常時13メートルから14メートルの強風。試合前には一時17メートルと球場の外では立っていられないほどマリン名物の強風が吹き荒れたが、フォーク、スプリットは風を利用して鋭い変化を生んだ。

 打のヒーロー細谷とお立ち台に立った涌井は「ファンの皆さんより喜んでます。とにかく腕を振って、ストレートが(風で)伸びるのはわかっていたので、力で押した」。前夜の14日は1点リードの9回2死、フルカウントから抑えの益田がメヒアに逆転2ランを浴びていた。それだけに、チームにとっても大きな一勝だった。

 開幕から2週間以上たってようやくの初白星。涌井は、新妻の押切もえ夫人について「どこかで見ているでしょう」と照れ臭そうだったが「(とにかく)勝ちがついたこと。次は唐川、石川に勝ちをつけてあげれば、また乗って行けると思う」。4回の細谷のタイムリーの1点を大谷、益田のリレーで必死に守り切っての苦しい勝利だったが、チームにとっての最大の良薬は白星以外にない。

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

最終更新:4/15(土) 18:27

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