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中川大志&平祐奈、互いが理想とする“大人像”とは

4/15(土) 6:50配信

クランクイン!

 10代~20代の、いわゆる若手俳優の層が厚いと言われて久しい。現在18歳の中川大志と平祐奈は、まさに渦中の俳優だ。そんな二人の実に3度目となる共演映画『ReLIFE リライフ』が公開となった。Re=巻き戻る、LIFE=人生、という直訳の通り、人生をやり直すことになる人間の話なのだが、うら若き二人にとっては人生も役者の道もまだまだ始まったばかり。インタビューでは振り返ることではなく、大人になっていくことについて、未来と向き合ってもらった。

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 『ReLIFE リライフ』は、漫画アプリ「comico」で現在も連載中の同名コミックを映画化した青春物語。27歳の海崎新太(中川)は就職した会社を5ヵ月で退職し、ニート暮らし。「こんなはずではなかった」とふてくされる日々だったが、社会復帰プログラム・リライフにより1年限定で17歳になり、やり直すチャンスをもらう。半信半疑ながら高校に通い、日代千鶴(平)や仲間と交流することで、限りある日々を丁寧に生きることに気づき、本来の自分を呼び戻していく。

 撮影時、17歳のときに17歳と27歳を演じた中川。平に「同じ年ですけど同じ年って思ったことが一度もなかったです(笑)」と言わせてしまうほど大人っぽい中川なのだが、さすがに27歳は未知の領域だった。だからこそ、これまでの学園ものとは異なる新たな経験ができたと言う。「27歳として学生を演じたことによって、青春の時間がこんなふうに輝いているんだなって思いました。いつもは学生だったので等身大で演じることが多いですけど、今回は、とにかくしみ込んでいる学生としての感覚を排除していきました」と、実年齢とのギャップを埋めていったと語る。

 反対に、そのまま17歳の高校生を演じることになった平。だが、演じた日代はコミュニケーション音痴で友達が0という女の子で、「楽しい、明るいを人にしたらこんな感じ」と中川が表現するような、素の平とは真逆のキャラクターである。しかし、そこは女優の意地をみせた。特に、原作にも出てくる“ニタリ”という特徴的な笑みは試行錯誤の末生まれたという。平は、「日代さんについてまとめたノートを1冊作って、漫画をコピーして貼って“このシーンではこのニタリ”と思いながらやっていました」と、毎晩鏡でにらめっこして研究していたという様子を、身振り手振りを交えて表現してくれた。


 2年間の情報番組『おはスタ』、映画『青鬼 ver2.0』の共演を経て、2016年初頭には『きょうのキラ君』を、同じ年の暮れに本作『ReLIFE リライフ』を撮影した二人。今年高校を卒業し、学生という枠から抜け出し、社会人として本格的に役者業に乗り出すことになった。同じようにキャリアを積み、世間に名が売れ、結果、相次いでいるオファーが成長を余儀なくさせる状況にも見える。今のぼりかけている大人の階段について、当人たちはどう思っているのだろう。

 平は、「私は今高校生ですけど(※取材時)、海崎さんを見ていると、10年も経って大人になったら高校生のときにしていたこと、規則とかも全部忘れちゃうのかなって思ったんです。それはすごく寂しい気もしたから、今を大切にしながらも、過去も大切にしなきゃダメだなって感じました」と答えた。

 中川は「根本的な人間性は変わらないと思います」と前置きした上で、「大人の世界に出ていくと、きっと発言も行動も、口に出すまでにすごく考えるのかなと思うんです。責任も周りの目もあるし、大人だから失敗できないとかもあると思う。だから、なかなか行動に出すことに臆病になっていくのかなと。でも、学生のときは気づけば行動していたりするので、そういう感覚は大人になっていっても忘れたくない。自分が思うことや発信したいことは、きちんと表現したいんです」と、18歳の自身の胸に誓い、刻み込んでいた。(取材・文・写真:赤山恭子)

 『ReLIFE リライフ』は4月15日より全国ロードショー。

最終更新:4/15(土) 6:50
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