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梅の生育遅れる JA紀南管内

4/15(土) 17:00配信

紀伊民報

 今季、梅の実の育ちが大幅に遅れている。1月から3月にかけての気温の低さが要因とみられ、実太りは平年より10日ほど遅いという。収穫時期は販売面を考えれば平年並みが最適だとされ、農家らは今後の気象状況による生育回復を期待している。


 調査は和歌山県の田辺・西牟婁4市町にある園地計128カ所(南高75、古城31、小梅19、雑梅3)を回った。基準木の枝についた実を数える調査で、平年と同じ時期にもかかわらず、ガクのままで実が膨らんでいない枝も山間部などで多く見られたという。

 田辺市三栖地域の基準園では実太り状況も調査。主力品種「南高」の実の大きさは側径が8・7ミリで、平年の14・1ミリと比べると大幅に小さく、実太りは10日ほど遅れている。

 JA紀南営農指導課によると、今季は花の満開期も平年より1~5日遅れていた。1月下旬から2月上旬にかけて気温が低かったのが影響したとみられる。

 3月中旬以降も平年より気温は少し低い上、降水量が少なかったことで、実太りが進んでいない状況だ。

 収穫時期は今後の気象に左右される。南高の収穫は平年なら青梅出荷用が5月下旬、梅干し用は6月中旬から始まる。JA紀南販売課は「収穫時期が定まらないと市場との販売のための調整が難しくなる。平年並みになるのがベスト」と話す。

最終更新:4/15(土) 17:00
紀伊民報