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木津桃、早くも開花 七塚小、先月に植樹

4/15(土) 1:20配信

北國新聞社

 かほく市七塚小に植えられた「木津桃」の木に、初めて花が咲いた。木津桃は校下の木津区でかつて盛んに育てられ、大正時代の最盛期には約4万本を栽培していたとされる。同校が3月、地元の象徴にしようと敷地内に植樹し、数年後の開花を予定していた。14日は早速、住民を招いた茶会が開かれ、児童らが郷土の木を守り継ぐ決意を新たにした。

 学校と地域とのつながりを強めるコミュニティースクール事業の一環として、現在の6年生が、グラウンド横の「観察園」に高さ約1メートルの苗木4本を植えた。植樹後は木津桃に詳しい住民が水やりなどの手入れを行い、今月10日ごろ開花した。現在は4本のうち2本が濃いピンク色の花を咲かせ、1本がつぼみを付けている。

 当初の予想より早い開花に、児童と地域住民が一緒に花をめでて交流を深める機会を設けようと、学校側が急きょ茶会を企画した。校下の区長ら11人が同校を訪れ、6年生39人と三色団子を味わいながら、木津桃にまつわる話で盛り上がった。

 旧七塚町史などによると、木津桃は藩政期に栽培が始まり、金沢からも多くの花見客が訪れたとされる。ピンポン球ほどの大きさの甘酸っぱい果実も広く親しまれた。戦時中、食糧増産のため桃園がイモ畑に転用されるなどして、戦後は生産が途絶えかけた。

 今後は児童が世話をすることになっており、6年の紺谷華蓮さんは「花の一つ一つで色が違った。もっと大きく育ってほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:4/15(土) 1:20
北國新聞社