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育成出身の雑草男 ソフトバンク甲斐進む正捕手の道

日刊スポーツ 4/15(土) 10:00配信

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 ソフトバンク7年目捕手甲斐が開幕から奮闘している。10試合終了時点で4試合スタメンマスクを任されている。10年育成ドラフト6位で入団。その年のドラフト会議では68人の支配下選手と29人の育成選手が指名されたが、甲斐は下から3、4番目の選手だった。

【写真】外野守備を受ける捕手のソフトバンク甲斐

 「指名順も低いし、身長も低い。そんな選手でもできるんだというところを見せたい」と、身長170センチの雑草男ははい上がってきた。同期にはドラフト1位の斐紹がいる。ファームには将来を期待される栗原、九鬼もいる。その中で甲斐が、高谷、鶴岡のベテランコンビに代わる正捕手に一番近い場所にいる。

 達川ヘッドコーチ、清水バッテリーコーチも「拓也(甲斐)は本当に成長している」と口をそろえる。強肩ばかりに注目されていたが、今季はリード面で成長した。ベンチに持ち込む青いノートには配球面など気づいたことを書き続け、球団配布の携帯端末「アイパッド」では、相手打者の映像を徹底的に研究した。

 清水コーチは「ベンチからサインなんて出していない。自分で考えている。打たれて怖い思いをすることも必要」と、さらに経験を積む必要があると話す。甲斐の成長も今季のソフトバンクの楽しみのひとつだ。【ソフトバンク担当=石橋隆雄】

最終更新:4/15(土) 11:20

日刊スポーツ

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