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「気持ち悪い」「優しいおじさん」/容疑者の横顔

日刊スポーツ 4/15(土) 9:42配信

 千葉県我孫子市の排水路脇に、殺害された小3女児の遺体が遺棄された事件で、県警捜査本部は14日、死体遺棄容疑で、女児宅近くに住む同県松戸市の自称不動産賃貸業、渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)を逮捕した。県警によると黙秘している。捜査関係者によると、渋谷容疑者のDNA型が事件現場に残された遺留物と一致した。渋谷容疑者は遺体で発見されたベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が通う六実(むつみ)第二小の保護者会会長。普段は通学路の見守り活動も行っていた。

 児童の安全を守るはずの保護者会長の逮捕劇。まさかの展開に、近隣住民の間には衝撃が広がった。リンさんの一家と家族ぐるみで付き合いのあった自営業の渡辺広さん(44)は「24日にリンの家族と一緒に行方を捜した。午後9時~10時ごろ、渋谷容疑者のマンションの前を通った時、いつも止めてある銀色の軽自動車がなかった」と証言した。

 六実駅前に自ら所有する4階建てマンションに住む渋谷容疑者は子どもが2人おり、いつも子どもたちを学校に送っていたという。リンさんの通学路とは途中から同じ道になる。見守り活動も熱心だった。渡辺さんによると、リンさんは登校が比較的遅めで「渋谷容疑者が、学校に向かうリンを見知っていてもおかしくない」と話した。

 保護者会役員の40代女性によると、渋谷容疑者が志願して保護者会の会長になったのは昨年度から。今年2月にも立候補し、続投が決まったという。「学校の子どもたちも顔を知っている。おどおどした感じなので男子は『気持ち悪い』と言うが、『優しいおじさん』と言う女子もいる。会長なので遅刻するから送るよと言えば、車に乗せることもできる立場。許せない」と憤った。

 近くの住民によると、渋谷容疑者は地元出身。子供のころを知る女性は「幼稚園のころはとても優しい子だった」と話す。別の住民によると、地元の高校卒業後は北海道に移り「十数年前に戻った」という。その後「小柄なかわいい感じの女性と結婚したようだ。アジア系の外国人と聞いている。その女性が数年前にいなくなった後、1人で子どもの送り迎えをしていた」と話した。【清水優】

最終更新:4/18(火) 10:22

日刊スポーツ