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工具の防犯登録で盗難防止 職人さんドットコムが新システム

SankeiBiz 4/17(月) 8:15配信

 建設業界で働く職人向けの情報サイト「職人さんドットコム」を運営する、サイトと同名の職人さんドットコム(神戸市東灘区)は、電動ドリルやレーザー測定器など高額工具の盗難防止を目的とした工具防犯登録システムを今月開始した。

 自転車の防犯登録と似た仕組みで、利用者は「工具防犯登録認定店」を通して工具を購入し、購入時に工具の製造番号と所有者の情報を同社が管理するデータベースに登録する。登録シールを工具に貼ることで盗難や不正な転売を抑止するとともに、万が一盗まれた場合にも登録情報を基に所有者であることを証明しやすくなるという。

 同社の猪澤幸男社長によると、かつて闇取引にとどまっていた工具の中古買い取り市場がここ数年で急拡大しており、インターネットなどで簡単にアクセスできるようになった。猪澤社長は「ちゃんとした職人さんほど、自分の道具は使い切るから売らないし、仕事の信用のために中古を買うこともしない」ため、近年多発する工具盗難が市場を拡大させた可能性があると指摘する。

 建設現場では昼休憩などのタイミングを狙い、3万円以上する電動ドリルや10万~20万円ほどのレーザー測定器といった高額工具を根こそぎ盗む窃盗団が横行しているという。所有者を明確にできないことが盗難や転売を容易にしていると考え、防犯登録システムを構築した。

 登録認定店は関東・関西合わせて15店からスタートしたが今月中に40店舗に拡大する。7月には職人さんドットコムのサイトに加入する300店が認定店となる予定で、年内に全国1500店へのシステム導入を目指す。登録費用は500円で、サイト上で登録履歴を確認したり、工具の写真や修理履歴などのメモを追加情報として登録することもできる。

最終更新:4/17(月) 8:15

SankeiBiz