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やっぱり“天才”だ!久保 15歳10カ月11日でJ最年少弾

スポニチアネックス 4/16(日) 7:00配信

 明治安田生命J3第5節は2試合が行われ、FC東京U―23はアウェーでC大阪U―23と対戦し、1―0で勝利した。前半38分にU―20日本代表FW久保建英(15)がドリブルでの3人抜きから、豪快な左足のシュートで決勝点。15歳10カ月11日でJリーグ初ゴールを決め、04年5月にFW森本貴幸(当時東京V)がJ1市原(現千葉)戦で記録した15歳11カ月28日を上回り、史上最年少得点記録となった。チームは今季2勝目を飾った。

 待ちに待った瞬間が訪れた。0―0の前半38分、左サイドで突破を阻まれた久保は、ボールを奪い返して再びドリブルを開始。2人の間を抜けてペナルティーエリア内に入ると、寄せてきたDF椋原を縦にかわす。「思い切りの良さも自分の特長だと思っているんで、狙ってみようかなと思って振り抜いた」。角度のない位置から左足で放ったシュートは、GK囲の手をかすめ、バーとポストに当たってゴールに吸い込まれた。

 「まだプロではないですけど、やっと、プロの舞台での第一歩を踏み出せたんじゃないかなというのはあります。点じゃなくても良かったんですけど、目に見える結果が欲しいなというのは考えていました」。ゴールを確認すると、ベンチへ走ってチームメートらと喜びを分かち合った。15年春にバルセロナからFC東京の育成組織へと移り、昨年9月にトップチームでも出場できる2種登録。J3出場7試合目、15歳10カ月11日で決めたゴールは、森本を抜いてJリーグ史上最年少得点記録となった。

 1年間で5センチ以上も伸び身長は1メートル70。63キロの体重も「少しですけど増えています」と語るように、オフの日にトレーニングジムにも通い体を鍛えてきた。昨年以上のたくましさを見せる一方で、やはり規格外なのは左足を駆使した技術だ。

 本人は「相手GKの囲選手(昨季までFC東京所属)は、去年にJ3で一緒に1試合やらせていただいた。特徴も波多野選手に教えていただいていた。間を切れ込んでいった時“シュートしかないかな”と。“ニア狙ったら入るかなあ”と思って打った」と事もなげに言うが、得点を許した囲は「天才だと言われるような部類」と凄さを表現した。「(足の)振りがクロスと思わせてシュートが来た。(シュートは)アウトにかけながら、ブレさせた感じ。あの年齢でそれをやるのかと」。一瞬の駆け引きに敗れたGKはオーバーエージ枠で出場。10歳年下に脱帽するしかなかった。

 後半40分に交代するまでに放ったシュートは両チーム最多4本。C大阪サポーターからも拍手を浴びるほど存在は際立っていた。ただ、これも通過点。「(最年少記録は)大して気にしていない。それよりもサポーターにゴールを届けられたことが自分にとっては大きいです」。Jリーグ、そして世界の舞台でさらなる衝撃を与える予感が漂う。

 ▼FC東京U―23中村忠監督 前節から、得点に関しては“機会があれば”という感じだった。競り合いとかでも、体の使い方や力強さが出てきている。(最後に)足が止まったように足りない部分もあるけど、課題として取り組んでいってほしい。

 ◆久保 建英(くぼ・たけふさ)2001年(平13)6月4日生まれ、神奈川県川崎市出身の15歳。10年4月から川崎Fの下部組織でプレー。11年4月にバルセロナの入団テストに合格し、同年9月に下部組織入り。クラブへのFIFAの制裁によりプレーできなくなり、15年3月に退団。同5月にFC東京U―15に入団し、16年にFC東京U―18に飛び級で昇格。U―20日本代表候補。1メートル70、63キロ。利き足は左。

最終更新:4/16(日) 7:00

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