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<那須雪崩>遺族が検証委に要望書提出へ「真相究明を」

毎日新聞 4/16(日) 10:12配信

 栃木県那須町の雪山で登山講習中だった県立大田原高の生徒と教諭計8人が死亡した雪崩事故で、事故の原因や問題点を検証し、再発防止策を提言する第三者委員会「那須雪崩事故検証委員会」に対し、遺族側が事故の経緯や責任の所在を明確にするよう求める要望書を提出することが15日、分かった。16日に宇都宮市内で行われる検証委の初会合前に福田富一知事らに手渡す予定で、「真相を究明するため、切実な対応をお願いします」などと訴えている。

 要望書では、悪天候のために登山を中止しながら、雪をかき分けて進む「ラッセル訓練」に切り替えた当時の引率教諭らの判断や危険性の認識などについて、疑問点を列挙している。

 前日の気象情報や訓練現場の把握、事前に表層雪崩を予測するための「弱層テスト」の実施の有無、訓練継続を決めた経緯や理由の説明など、訓練前と訓練時の大きく二つに分けてまとめた。

 雪崩事故で高校1年の息子を亡くした遺族によると、多くの遺族が今回の要望書の提出に賛同しているという。検証委の傍聴を希望している遺族もおり、16日に今後の対応などについて話し合う方針。【萩原桂菜、野田樹】

最終更新:4/16(日) 10:12

毎日新聞