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萩野、プロの意地V6!瀬戸に1秒57大差で雪辱/競泳

サンケイスポーツ 4/16(日) 7:00配信

 日本選手権第3日(15日、名古屋市ガイシプラザ)世界選手権(7月、ブダペスト)代表選考会を兼ねた大会。男子200メートル個人メドレーは萩野公介(22)=ブリヂストン=が、ライバルの瀬戸大也(22)=ANA=に競り勝ち、1分56秒01で6連覇。日本水連の選考基準を満たして代表に決まった。萩野は400メートル自由形も3分47秒30で制し、今大会3冠。女子100メートル自由形は池江璃花子(16)=ルネサンス亀戸=が53秒83で初優勝して3冠となり、世界選手権切符をつかんだ。

 プロスイマーとしての意地だ。200メートル個人メドレー決勝で、4月からプロとしてのキャリアをスタートさせた萩野が、一度もトップを譲らずに6連覇。22歳には覚悟がにじんだ。

 「一つ一つの真剣勝負。これ以上できないレースを毎回してる。『もうちょっと頑張れ』って言われても無理です」

 2日越しのリベンジだ。13日の400メートル個人メドレー。同い年の瀬戸に0秒01差で敗れ、6連覇を阻まれた。この日は隣のレーンを泳ぐライバルに1秒57の大差をつけ、“社会人2戦目”で1勝1敗の五分とした。

 昨年9月に右肘の手術を受けて以降、今大会が初の国内レース。「羽が4分の3なくなっている」と苦笑いする。五輪金メダリストとしてはタイムが低調で、この日の400メートル自由形では代表切符を逃した。「覚悟があるし、恥ずかしいレースはできない」と萩野。新たに「ブリヂストン」と5年5億円の所属契約を結んだプロの意地で懸命に泳ぐ。

 大会のテーマに、セルフマネジメントを掲げる。4日間で5種目にエントリー。3日目のこの日は、2種目が重なった。二人三脚で歩む平井伯昌コーチ(53)は、まな弟子と距離を取り、「予選はどれくらいで(泳ぎ)、次はどれくらいと、もっと自分で考えてほしい。プロになった覚悟を持ってほしい」と自覚を促す。

 この春、踏み出したプロ第一章。「今まで気持ちが弱いと言えば、萩野でしたけどね。今大会は本当に気持ちだけで戦っている。いい鍛錬です」。もがき苦しみ、理想のスイマーとなる。

最終更新:4/16(日) 7:00

サンケイスポーツ