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水産業発展担う人材育成へ 宇和島水産高をSPHに指定 愛媛

産経新聞 4/16(日) 7:55配信

 高度な知識、技能を持った専門的職業人育成の研究を行う文科省のスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)に、愛媛県立宇和島水産高校(宇和島市)が指定された。今後3年間、水産食品科を対象に、地元水産業の発展を担える人材を育成する。

 宇和島地方は、マダイやブリの養殖など魚類養殖生産額全国1位の愛媛漁業の中核になっており、同校ではこれまでも地元産品を使った缶詰などの加工食品を数多く開発。生徒有志で結成した「フィッシュガール」がマグロの解体実演を行って販売促進にあたり、成果をあげている。

 指定によって、これらの活動をさらに充実、発展させる方針で、同校の実習船「えひめ丸」の事故によってできたハワイ・ホノルル市との交流も活用する。海外でも人気を集めることができるグローバルな加工食品をハワイの高校と共同開発するほか、フィッシュガールによる現地での販売活動なども行う。

 製品開発に取り組むことで想像力や実践力が、販売では語学力やコミュニケーション能力が身につく。地域の課題を認識し解決する能力を持つ人材となるよう期待される。

 地元企業や県、大学などで構成する運営指導委員会が指導や助言を行う。また昨年、SPHに指定された県立今治工業高校の造船コースとも情報交換し、さらに大きな効果を目指すとしている。

最終更新:4/16(日) 7:55

産経新聞