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元気でまっせ!見守り効果も 大阪・大東ご当地健康体操取り組み100団体に

産経新聞 4/16(日) 7:55配信

 大阪府大東市が独自に開発した高齢者向けのご当地健康体操「大東元気でまっせ体操」に取り組む市民グループが、100団体に達した。平成17年から普及活動を始め、現在では約1800人の市民が週1回ペースで体を動かしている。こうした活動の成果は、医療費や要介護認定率の抑制につながっており、地域高齢者の自立や見守りなどにも役立っているという。

 大東元気でまっせ体操は、同市職員の理学療法士、逢坂伸子さん(49)らが中心になって開発。17年夏に市内の10団体をモデルケースとして体操の効果を確認したうえで、本格的な普及活動に乗り出した。

 「当時は高齢者が集まっても、雑談やカラオケに興じるだけで、このままでは虚弱な高齢者の急増は止められないと感じていました。定期的に体を動かすことで、介護を受けなくても楽しく生活できることを住民に伝えたかった」と逢坂さんは開発した理由を説明する。

 体操のコンセプトは「75歳以上でも気軽にできるラジオ体操」。足腰の筋肉などをつけて、転倒予防につなげることを最大の目的にしている。地道な普及活動を続けてきた結果、一時は全国平均を上回っていた市内の要介護認定率が下回るようになり、高齢者の医療費についても、体操をしていた人がしていない人よりも抑制されていることが確認できたという。

 こうした活動が認められて昨年11月、厚生労働省が制定した「第5回健康寿命を延ばそう!アワード」で自治体部門優良賞を獲得した。

 100団体目となったのは、同市平野屋の住民らでつくる「平野屋公民館グループ」。今月14日の活動開始には約20人の高齢者が参加した。一人一人の体力測定を行った後に体操が始まり、住民らはいすに座りビデオ映像に従って体を動かしていた。参加した西田●美さん(68)は「やさしく指導していただいて、体操のポイントが理解できました。終わった後は、みんなで茶話会を開くのも楽しみです」と笑顔を見せていた。

 「各団体にはそれぞれの事情があり、高齢者が自主的に体操できるように働きかけてきました。こうした普及活動は高齢者の見守りなどにもつながっています」と逢坂さんは話している。今後は、他地域にもノウハウを伝える活動を展開することも計画している。

●=清の月を円に

最終更新:4/16(日) 7:55

産経新聞