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<太宰治・碧雲荘>湯布院に移築、交流施設でオープン

毎日新聞 4/16(日) 20:06配信

 作家、太宰治(1909~48年)がかつて暮らした東京都杉並区の民家兼アパート「碧雲(へきうん)荘」が大分県由布市湯布院町に移築され、16日、文学交流施設「ゆふいん文学の森」としてオープンした。

 碧雲荘は、まかない付きの下宿所として昭和初期に建てられ、太宰が36年11月から約7カ月間暮らし、作品にもたびたび登場した。杉並区が高齢者施設整備のために敷地を購入して建物を撤去する予定だったが、地元住民らが保存を主張。対立する中、湯布院町で旅館を営む橋本律子さん(67)が「湯布院に恩返しがしたい」と移築を提案して実現した。

 移築などの費用は橋本さんが負担。柚野真也館長は「熊本地震から1年目の節目。復興に向けて文学の面からも発信したい」と話している。入場料はドリンク付きで700円。【尾形有菜】

最終更新:4/16(日) 20:12

毎日新聞