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明治安田、低金利で脱・国内 海外社債6000億円投資へ AI運用も

産経新聞 4/16(日) 7:55配信

 明治安田生命保険が今後3年間で、米ドル建てを中心とした海外社債に約6千億円を投じることが15日、分かった。平成29年度からの新中期経営計画の柱に位置づけた、国内外の社債や資産担保証券に対する総額1兆6千億円の投資枠の一環。国内は低金利環境が長期化する見通しのため、少しでも高い利回りを求めて海外社債に多くの資金を振り向ける。

 29年度は1500億円を投じる計画。海外社債はリスクを選別するのに高度な目利き力が必要とされる。このため、同社は運用部門の中に、どの海外社債にどの程度の額を投資するかを判断する専門チームを発足させた。態勢が整ったことで、ドル建て公募債の自己運用にも乗り出し、運用収益力を高める。

 同社が海外社債への投資を強化するのは、国債などと比べて利回りが高く魅力があることに加え、これまで投資を控えていた分野のため手を出す余地が大きいのが理由だ。このほか、国内の社債などには3年間で約8千億円、環境保全や社会貢献につながることを重視して投資先を選ぶ「ESG投資」に約5千億円程度を投じ、全体のバランスを取る。

 金融環境が目まぐるしく変化する中、生保各社は資産運用の高度化が共通の課題となっている。こうした中、明治安田は運用部門に人工知能(AI)を導入する検討に入った。30年度中の実用化を目指し、AIの導入分野や活用法などを見極める。

最終更新:4/16(日) 7:55

産経新聞