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山田 脱WBC打法で先頭弾「久しぶりに自分のバッティング」

スポニチアネックス 4/16(日) 8:50配信

 ◇セ・リーグ ヤクルト7―2DeNA(2017年4月15日 横浜)

 ヤクルト・山田らしい電光石火の一撃だった。フルカウントから石田が投じた142キロ直球を一閃(いっせん)。鋭いライナー性の打球が左中間席へ突き刺さった。味方を鼓舞し、相手は秒殺。ヤクルトのリードオフマンは先頭打者アーチで目覚めた。

 昨季は1番での出場がなく、先頭打者弾は2年ぶり。14年には6カ月連続先頭打者本塁打の日本記録を樹立しており、通算11本は球団単独2位になった。10試合ぶりの2号ソロに「久しぶりに自分のバッティングができました」。短い言葉に手応えが凝縮していた。

 主に1番で起用され、2次ラウンドのキューバ戦では先頭打者弾をマークした3月のWBC。「いろんな投手と対戦した中で、自分は打撃フォームが固まっていない。まだつかめていないと感じた」。どんな変則投手や揺さぶりにも、自分のスイングを貫く世界のスラッガーたち。胸に刻み、宿題として持ち帰った。

 「バットのヘッドが立っている」とも形容される最も打球に力が伝わる手首の角度で、直球を捉えられるのが山田の長所だ。WBCでは独特なモーションの外国人投手への対応を迫られ「間を取る足の上げ方とか、ようやく日本野球に慣れてきた」と11種類のティー打撃で指導する杉村チーフ打撃コーチ。3番で開幕も上向かず、13日の中日戦(神宮)から1番へ打順を移したが、師も復調気配を感じ取っていた。

 ここまで先制された試合は2勝8敗。先制した試合は3戦全勝と得意パターンに持ち込み、真中監督は「チームを勢い付けるいいホームランだった。先制できたのは大きい」とうなずいた。3年連続トリプルスリーの偉業へ「相手も研究してくる。違う配球でもくる。でも自分自身のスイングをしたら関係ない」と意気込む山田。主砲もチームも、本来の姿を取り戻す大きな一振りだった。 (後藤 茂樹)

最終更新:4/16(日) 8:54

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