ここから本文です

ソニーのワイヤレスサウンドバーで快適テレビライフ・3

4/16(日) 11:03配信

Stereo Sound ONLINE

コンパクトなボディが大迫力のサウンドを生む

ソニーのサウンドバー「HT-MT500」はお買い得製品か? 家電量販店およびオーディオビジュアル機器専門店で長年スタッフを務めたライターによる、体験レビュー第3弾をお届けする。(Stereo Sound ONLINE)



 視聴はWOWOWでエアチェックした『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(DR録画/5.1ch音声)からスタート。冒頭、スーパーマンとゾッド将軍の闘いによって甚大な被害にあうメトロポリスのシーンでは、迫力ある衝撃音が人外のパワーを体感させてくれた。ここでサウンドフィールドを「スタンダード」から「映画」にすると、低域の音圧が上がりサラウンド感が増すなど、より映画館の雰囲気が出てきた。

 ただし、そのままでは低音が強すぎたのでサブウーファーのボリュウムを「4」まで下げた。ということは、サブウーファーの音量は「4」で固定しておき、観るコンテンツごとにサラウンドモードで使い分けても良さそうだ。

 前述のソファモードも試してみたいと思ったものの、筆者宅にはソファが……ない。そこで、座椅子の後ろにサブウーファーを置いてみた。こんな柔軟に設置できるのもワイヤレスだからこそ。ソファモードをオンにして『バットマン~』を再生すると、サブウーファーのボリュウムとイコライザーに補正が入ったようで、近接設置でも低音が出過ぎているといったことはなかった。

 そして、何といってもボディーソニックのように低音の振動が直接身体に伝わってきて楽しい。この状態でソファモードをオフにすると、ボディーソニック効果がさらに強まった。アクション映画や音楽ライヴ、ゲームなどで適時オン/オフを切替えてみるといいだろう。

 つづいて、ハイレゾ音源を聴いてみよう。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」(192kHz/24bit/FLAC)をUSBメモリーから再生した。サラウンドモードはMUSIC。ステレオ音源でもサブウーファーが動作するため、低音が厚く音のスケール感も大きい。バースピーカーのグリルを取り外すと音がさらに開放的になり微小な音楽成分もクリアーに聴こえてきた。

 以上の通り試聴したが、ワイヤレス伝送だからといって音質が劣化したり遅延したりということはまったく感じなかった。ワイヤレス=低クォリティという先入観はもう通用しないのだと考えを改め、本格的なワイヤレスオーディオ時代の到来を実感した。


<HT-MT500のマストバイポイント>
サウンドバーでワイヤレス接続のサブウーファーを採用したモデルはほかにもあるが、サラウンドスピーカーまでワイヤレスの製品はまだ少ない。本機はHT-ZR5Pなどの対応スピーカーを買い足すことで、スッキリ配線のシアターシステムにシステムアップできるといった将来性も備えている点を評価したい。

・クォリティ:★★★★☆
音場の広さとパワー感は、50インチ程度のテレビにちょうどいい。音楽用としてもサブウーファーがボトムを支えるパンチの効いたサウンドが、ロック、ポップスに系に合う。

・使いやすさ:★★★★★
セットアップは簡単そのもの。スリムなサブウーファーの設置自由度の高さは感動的ですらある。GUIや操作アプリもスタイリッシュかつシンプルで使いやすい。初心者でもすぐに使いこなせるだろう。

・コストパフォーマンス:★★★★★
質感・デザインともによくできており、所有欲を満たしてくれる。それぞれの機能も使い勝手が洗練されており完成度が高い。隙のない作りは製品の価値を確実に高めている。

文:渡部法之(わたなべ のりゆき)

【SONY HT-MT500】
オープン価格(想定市場価格7万円前後)
●型式:バースピーカー:フルレンジ2スピーカー・密閉型、サブウーファー:バスレフ型
●使用ユニット:バースピーカー:45mmコーン型フルレンジ×2、サブウーファー:160mmコーン型ウーファー×1
●寸法/質量:バースピーカー:W500×H64×D110mm/2kg、サブウーファー:W95×H383×D380mm/6.6kg

Stereo Sound ONLINE / 渡部法之

最終更新:4/16(日) 11:03
Stereo Sound ONLINE