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ローランサンの生涯を語る 吉澤氏「彼女の人生が作品」 長崎県美術館

長崎新聞 4/16(日) 9:25配信

 長崎市出島町の県美術館で開催中の「愛の軌跡 マリー・ローランサン展」の開催記念講演会が15日、同美術館ホールであり、マリー・ローランサン美術館事務局長の吉澤公寿(ひろひさ)さんが「ローランサンの生涯とフランス・パリ」と題して話した。

 約100人の美術ファンが聴講。吉澤さんはローランサンの生涯を「彼女の人生が作品」と表現。絵画やゆかりの写真をスクリーンに映しながら、パリでの婚外子としての出生から、ブラックやピカソら前衛画家たちとの交流、詩人アポリネールとの恋と別れ、戦争での亡命から晩年までを語った。

 肖像画については、作家サマーセット・モームのほか、シャネルら自立したフランス女性を紹介。「彼女も自立した一人だった」とし、最晩年の「私は家が必要。だって死ぬところだから」との言葉で波乱の生涯を結んだ。

 講演の最後に、吉澤さんは「これだけの規模の貸し出しはこれ(長崎)が最後」と彼女の代表作をはじめ、厳選した作品群の鑑賞を勧めていた。同展は長崎新聞社、県美術館、NBC長崎放送主催。6月18日まで。

長崎新聞社

最終更新:4/16(日) 9:37

長崎新聞