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「もう慣れているから驚かない」ユナイテッド航空と20年前から闘い続ける男

2017/4/16(日) 12:36配信

BuzzFeed Japan

クーパーストックは、衝撃的な映像の拡散にはソーシャルメディアが影響が大きいとした。その上で、この一件がここまで注目を集めた理由は、公衆の面前で暴力行為が行われたことだと述べた。

「ここまで事態が悪化した原因は不公平感だと思う」とクーパーストックは続ける。「航空会社が、お金を払っている乗客より、待機中の従業員を優先させるなんてことがあるのだろうか? それは一種ひいきで、“悪いけど、従業員を乗せたいから乗客を追い出すよ”と言っているようなものだ。暴力行為に加えてそうした姿勢がかいま見えたことが(今回の騒動の)きっかけだと思う」

モランとクーパーストックは、今回の一件が単なる騒ぎから広報の一大事へと発展してしまったのは、ユナイテッド航空が取った初期対応のせいだと話す。同社のオスカー・ムニョス最高経営責任者(CEO)は最初に出した声明で、顔から血を流していた乗客は「別の便に再搭乗」してもらっただけだと述べたのだ。

「“別の便に再搭乗”させるのに乗客を乱暴に引きずり出す必要はない」とクーパーストックはいう。「今回の非道な行為について世間がどう考えるか、まったく理解していない発言だ」

さらにムニョスCEOは、その声明を出した後、従業員に宛ててメールを送り、「決められた手順」に従った従業員を擁護し、「破壊的でけんか腰な」乗客が当局に「反抗した」と述べていた。

メディアに暴かれてしまったこの従業員宛てメールを、モランは「ダメージを与えてしまうダメージコントロール」だと評し、「もし私がユナイテッド航空の広報部で働いていたら、上司には昼寝でもしてもらって、この件に関しては口を閉ざしてほしいと考えるね」と冗談を言った。

4月11日にユナイテッド航空の株価が4%近く下落したのを受け、ムニョスCEOは改めて声明を出し、今回の一件は「おそろしい事態」であり、(被害を受けた乗客に)「心から謝罪したい」と述べた。

「誰であろうがあのような不当な扱いは受けるべきではない」。(クーパーストックのユナイテッド航空に対する考えについて、同社にコメントを求めたが、返事は得られなかった)。

クーパーストックのウェブサイトは、2012年からユナイテッド航空と法廷闘争を繰り広げている。しかしクーパーストックは、乗客に対する不当な扱いについて責任があるのは、同社幹部であって乗員ではないと話す。

「関わっているのは生身の人間だ」とクーパーストック。「乗客も従業員も人間として扱われるべきであり、企業利益を生むための歯車の1つだと考えるべきではない」

(この記事は英語から翻訳されました)

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最終更新:2017/4/16(日) 13:15
BuzzFeed Japan