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【F1】中国GPでのベッテルの“グリッド問題“、次回からは処罰対象に

4/16(日) 6:30配信

motorsport.com 日本版

 中国GPでフェラーリのセバスチャン・ベッテルがグリッド上のボックスからマシンをはみ出して停止させた件について、あのような行動は今後処罰対象になることが決まった。

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 先週末の中国GPの決勝レースで、スタート直前にベッテルがグリッド上のボックスの白線をはみ出してマシンを停止させていたが、ベッテルはペナルティを受けなかった。今週の金曜日に行われたドライバーズブリーフィングではこの件が議論され、フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)らが声を大にしてこの決定に疑問を投げかけた。

 レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、スタートのルールは20年間変更されておらず、その20年の間にドライバーがグリッドのボックスの端にマシンを寄せて停めていた例はふたつのみだと話した。そのうちのひとつは、昨年の日本GPでダニエル・リカルド(レッドブル)がスチュワードに報告せずにこれを行ったことであり、もうひとつが今回のベッテルである。

 当時ベッテルは、ボックスの白線や、滑りやすい古いラインの上にリヤタイヤを置くことを避けようとしていた。

 ホワイティングは、ベッテルがボックスからはみ出た場所にマシンを止めていたことを確認しており、スタートを中止しベッテルをピットレーンスタートにすることも可能だったという。

 しかしホワイティングはそうせず、スチュワードにこの件を問い合わせた。そして、ペナルティを科さないという決定に至ったとのことだ。

 だが中国GP以来、FIAは当時の状況を再検討してきた。今週はFIAのスチュワードの全メンバーを集め、今後もし同じようなことが起きた場合には、ペナルティを科すことを決定した。この決定はドライバーにも知らされているという。

 ドライバーズブリーフィングでは多くのことが議論され、限界はどこかというガイドラインを決定するという希望が出された。

 ホワイティングは、中国では少なくともベッテルのマシンの半分がボックスから出ていたが、最終的に10cm程度の制限を設けることを強要することは不可能だろうと指摘した。

 またホワイティングはドライバーに対し、常識で考えてボックス内のベストな位置にマシンを止めるよう要求した。

 これについてセルジオ・ペレス(フォースインディア)は、「チャーリーは彼自身の意見を示した。もしあのようなことがもう一度起きたら、グリッドからレースをスタートできないかもしれない、と言っていた」とmotorsport.comに話した。

「セバスチャンは限界のところにいた。もしチャーリーがもう一度あれを見たら、おそらくペナルティを科すだろう」

「他のドライバーがペナルティを受けるかどうか、という議論が起こるようなことは起きて欲しくない。常識とは何かって? スチュワードにとっては難しい決断だよ」

Adam Cooper