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歩み着実「川内のワイン」 出荷実現へ醸造用ブドウ作り本格化

福島民友新聞 4/16(日) 10:46配信

 東京電力福島第1原発事故で打撃を受けた産業再興を目指し、ワイン醸造用のブドウの産地づくりを進める川内村で、2年目の取り組みが活発化してきた。国内外のボランティア約60人が15日、高田島地区のブドウ畑を訪れ、約1400本の苗木を植えた。23日までに計約7400本を植樹する予定で、村や住民らは2020年東京五輪・パラリンピックに合わせて「かわうちワイン」の出荷を実現させる考えだ。
 高田島地区の住民は、国内でワインの産地化を目指す「日本葡萄酒革新協会」の協力を受け、昨年4月に約2030本の栽培に乗り出した。意欲的な挑戦に村や村商工会、ボランティアの熱意が高まり、原発事故前まで牧草地だった山野を1.9ヘクタール開墾し、今年は作付面積を2.5ヘクタールに拡大した。遠藤雄幸村長は、ブドウ栽培を通した交流人口の拡大を歓迎し「ここまで来たからには結果を出さなければ」と力を込める。
 今年の苗木の植樹は天候不順で1週間遅れ、8日に始まった。ブドウ畑を管理する村地域おこし協力隊の横田克幸さんは「今後の生育を考えると、間に合って良かった」と胸をなで下ろす。

福島民友新聞

最終更新:4/16(日) 10:46

福島民友新聞