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【WEC】PP獲得の小林可夢偉。“予選寄り“のマシンに苦戦を覚悟?/開幕戦シルバーストン予選

motorsport.com 日本版 4/16(日) 14:53配信

 WEC(世界耐久選手権)開幕戦シルバーストン予選、7号車トヨタの小林可夢偉は唯一1分37秒の壁を破り、トップタイムを記録した。チームメイトのマイク・コンウェイとのアベレージタイムでもトップ。ふたりは7号車トヨタにポールポジションをもたらした。

【写真】WEC開幕戦シルバーストン予選の後、ロペスを握手する小林

 会心のアタックだったかと訊くと「まあそうですね。順調だったと思います」と答えた可夢偉。しかし、彼の決勝レースの予想は、意外なものだった。

「7号車はレースではまだダメだと思います。予選ではいいですけど。クルマのバランスが予選向けになっていました。現状のマシンの仕様が予選向けなんです」

 彼らのマシンのセッティングは、それぞれのレースエンジニアとドライバーによって行われる。今回のセッティングの違いは全体的なトヨタの戦略というよりも、それぞれのマシン担当の方向性の違いから発生したようだ。

「多分僕らは8号車よりも遅いです。コーナーというよりも全体的に遅いです。(エネルギー)回生(システムに問題がある)というか、僕たちのマシンは高速コーナー寄りになっているんです」と小林は説明する。

「例えば、8号車はコーナーでアクセルをオフしないと曲がれないところを、僕たちは全開で曲がれちゃうという仕様にしています。燃料、エネルギーを使うし、回生もできないから、直線で遅くなってしまう。若干効率が悪いです。予選だから関係なかっただけです」

 7・8号車間の情報交換はあったそうだが、「今更、変更することは難しい」と小林は言う。彼が望むセッティングの方向性について訊くと、次のように話した。

「正直なところレースがしたいですね」

「(7号車メンバーのセッティングの好みによってというよりも)持ってきたセットアップが8号車寄りになれなかったんです」

 セッティングにまだ課題が残り、万全を喫したとは言い切れない様子の小林。決勝はポールポジションスタートでアドバンテージを作るチャンスがあるが……レースの運命や如何に。

 WEC開幕戦シルバーストン決勝レースは、日本時間4月16日20時よりスタートする。

最終更新:4/16(日) 16:08

motorsport.com 日本版