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【F1】F1新CEOチェース・キャリー、リバティCEOによるバクーへの批判を電話謝罪。レース主催者明かす

4/16(日) 19:57配信

motorsport.com 日本版

 バクーのレースを主催しているアリフ・ラヒモフは、リバティ・メディアが過去にバクーで開催されるレースが『F1に適していない』と批判した件について、F1の新しいCEOに就任したチェース・キャリーが電話で謝罪したことを明かした。

【写真】アゼルバイジャン・バクーの美しい景観の中を走るF1

 リバティ・メディアの社長兼CEOであるグレッグ・マフェイは、バクーのような場所でのレースは”F1の成長とビジネスの健全性に寄与していない”と批判。以前F1に君臨していたバーニー・エクレストンが、金銭的な理由からF1カレンダーに加えただけだと指摘していた。

「率直に申し上げて、バーニーの態度は『そこからどのくらい絞り取ることができるか?』というモノだった。私は、バーニーが彼らのことを”犠牲者”と呼んでいたのを聞いた!」とマフェイはコメントした。

「我々は、例えばアゼルバイジャンのバクーのようなところでのレースは終えることになるだろう。彼らは巨額の開催権料金を支払うが、長期的なブランドの成長とこのビジネスの健全性に寄与することはない」

 ラヒモフはマフェイの主張に対して当時、『彼は”無知”だと思う』と反論していた。そして今週金曜日ラヒモフはバーレーンで、キャリーがラヒモフの考えを支持したことを明かした。

「私はチェースと電話で話した」とラヒモフは説明した。

「違う話題について話していたんだが、この件は話題に挙げなければならなかった。マフェイの意見は、誰もが共有しているモノではなかったことがわかった」

「彼(キャリー)は、起こったことについて謝罪してくれた。彼は、(マフェイの)言ったことに完全に反対しているように聞こえた。彼はこの状況に本当にうろたえているようだった。チェースが(マフェイと)意見を共有していないことを、彼の口から聞けて素晴らしかった」

「この件については終わったと思うし、私はレースに来ていない人々にも我々が素晴らしい仕事をしていることを示し、今年も素晴らしいレースにすることに取り組んでいく」

 キャリーは10年間のF1開催契約を結んでいるバクーがカレンダーに残れるように、完全に支援していくという姿勢だとラヒモフは語った。

「彼は本当に(バクーでの)レースに興奮している。彼はバクーに来てレースを見ることを望んでおり、このレースについて多くのボジティブな意見を聞いているようだ。彼は、我々がF1にとって戦略的なパートナーであると感じている。彼は、本当にこのレースを続けたいと思っているんだ」とラヒモフはコメント。

「電話で、素晴らしい対話ができた。誰もがマフェイと意見を共有しているわけではないことがわかって、本当に良かった」

 バクーが結んでいる10年間のF1開催契約には、後半5年間の開催を放棄する、契約解除条項が存在している。この条項についてラヒモフは改訂を希望しており、イベントを長期間維持していくつもりであると語った。

「我々は、自分たちがやりたいことを認識しており、契約をどう改善できるかはわかっている。しかし現時点では今年のレースに集中している」とラヒモフは述べた。

 現在のチケットの売り上げから、今年のアゼルバイジャンGPには昨年の2倍の、およそ35,000人の観客が集まると予想されている。

Valentin Khorounzhiy