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FC今治、JFL5戦目で初勝利 岡田武史氏ホッ

日刊スポーツ 4/16(日) 19:30配信

<JFL:ブリオベッカ浦安0-2FC今治>◇前期第5節◇16日◇千葉・柏の葉公園総合競技場

【写真】3月5日、JFL開幕戦を振り返るFC今治の岡田オーナー

 元日本代表監督で、日本協会副会長の岡田武史氏(60)がオーナーを務めるFC今治が、JFL昇格5戦目で初勝利を挙げた。後半8分、DF玉城峻吾が右サイドからドリブルで切り込み、左足でミドルシュートを決めて先制。後半45分にはMF三田尚希が追加点を挙げた。シュート数は相手の4本に対し、17本と圧倒。守備陣も無失点に抑えて敵地で2-0と完勝し、1勝3分け1敗とした。

 スタンドで見守った岡田氏は、試合後、小走りでグラウンドに向かった。吉武博文監督と話し込み、最後は左手で同監督の肩をポンとたたき、笑みをこぼした。続けてベンチ前に出て、引き揚げてくる選手を1人ずつ握手で迎えた。岡田氏は「今までも内容は悪くなかったが、結果が出てホッとした」と、冷静に振り返りながらも本音を漏らした。

 勝ちきれない試合が続き、岡田氏は「試合前に『一番大事なことを忘れるな』と話した」と、ロッカールームへ選手を激励に出向いたことを明かした。先制点を挙げた玉城は「一番大事なこととは、岡田さんがいつも言っているボールをつなぐ、組織で守る、何よりも100%の試合を見せるということ。試合前に言ってもらえてよかった」と、勝てずに悲観的になりがちなチームを鼓舞してくれたと感謝した。主将のDF中野圭は「正直『やっと』というのはある。でも、このサッカーを続けていれば勝てるという自信は持っていた」と、岡田イズムを信じて手にした初勝利をかみしめた。

 昨季までの地域リーグから、今季は日本の4部相当の全国リーグに舞台を移した。前後期で争うJFLは、それぞれの1位がチャンピオンシップで戦い、勝者が年間1位、敗者が同2位となる。岡田氏は「セカンドステージ(後期)優勝でも上にいけるし、そんなに焦ってはいなかった。記念すべき1勝というものでもない。ここが目標ではない」と、あくまで通過点だと強調した。2点目を決めた三田も「どのチームもずっと勝ち続けることはできない。勝てない時期がある。それがちょっと早いタイミングだっただけ」と話し、巻き返しへの自信をのぞかせた。

最終更新:4/16(日) 21:45

日刊スポーツ

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