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入れたくなる募金箱! 「くるくるコイン」が話題 電源も維持費も不要、その原理は? 販売元に聞きました

withnews 4/17(月) 7:00配信

 「思わず入れたくなる」と、ネット上で話題になっている募金箱があります。投入口に硬貨を入れると、漏斗(ろうと)のような部分を何度も円を描いて転がりながら、最後は中心部にある穴に回転しながら吸い込まれていく仕組みです。「通常の募金とは発想が180度異なる」と話す販売元と、設置している博物館に話を聞きました。

【画像】実際に回してみた画像はこちら。複数投入してもぶつかることなく回る様子が確認できます

ツイッターで話題に

 今月12日にツイッターに投稿された動画。「募金箱」と書かれた黄色いボウルのような装置の上を硬貨が転がる様子が撮影されています。

 縁の部分に取り付けられた投入口から硬貨を入れると、外側から内側に向けて螺旋(らせん)を描きながら、倒れることなく回り続け、最後は中心部分にある穴に落ちます。

 この動画に対して「私もコレで募金したい」「募金する方法もアイデアひとつですね」「ブラックホールに落ちていく物質の図に似ている」といった声が上がり、リツイートは2万4千を超えています。

航空科学博物館に聞きました

 動画に登場する装置が設置されているのは、千葉県にある「航空科学博物館」です。

 導入したのは2016年1月。職員がアメリカの博物館を視察した際に同様の募金箱を見つけ、日本で販売している業者がいることを知って注文したそうです。

 かかった費用は、送料などを含めて約30万円。「うちは科学博物館なので、募金箱としてだけでなく実験装置としての意味もあると思って導入しました」とのことですが、毎月2~3万円ほどが投入されているそうです。

 硬貨が倒れない仕組みについて、「『外に飛び出そうとする勢い』と『内に倒れようとする力』が同じだから」と、わかりやすく図入りの説明文を貼っています。

販売元に聞きました

 航空科学博物館に「くるくるコイン」を販売したのは、静岡県三島市の「ライフデザインプランニング」です。

 「これまで日本国内で120台ほど販売しました。電源も不要で、一度設置すれば特別なメンテナンスはいりませんし、ランニングコストもかかりません」と話すのは、代表の野中章裕さん(41)。

 きっかけは、今から10年ほど前にハワイやカナダへ家族旅行で行った際に現地で見かけたことでした。すぐにアメリカの製造元に問い合わせて、国内販売を始めたそうです。

 くるくるコインの良さについて、「コスト面だけではない」と話す野中さん。

 「通常の募金とは発想が180度異なる点ですね。募金といえば箱を持って頭を下げてお願いするイメージですが、くるくるコインは募金の趣旨に関係なく、子どもたちが『楽しいから募金する』となるんです」

 ちなみに、日本の硬貨だとどれがよく回るのか?

 「500円玉が一番きれいに回ります。いっぱい募金してほしいからってウソをついているわけじゃありませんので、いろんな硬貨で試してみてくださいね」

最終更新:4/17(月) 7:00

withnews