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<プロ野球>「皆の思いが僕の打席に」阪神原口、懸命の一打

毎日新聞 4/17(月) 0:07配信

 ○阪神2-1広島●(16日・甲子園)

 勝利を引き寄せる打球が、三遊間を抜けた。息詰まる接戦が続き1-1で迎えた八回2死一、二塁で阪神の原口が決勝打。「チーム全員とファンの皆さんの思いが僕の打席にこもっている」という懸命の一打に、一塁上で何度も手をたたいた。

 熱い思いとは逆に、冷静さが光った。「ここは勝負どころ」とバットを少し短く持ち、球をしっかりと見極めた。カウント2-2から外角低めの変化球に手が出たが、バットを途中で止めてこらえる。そしてフルカウントから、低めのシュートにたたき付けるようなスイング。痛烈な当たりではなかったが、打球が転がる間に二塁からスタートを切っていた高山が全力疾走して生還した。

 「ああいう場面で食らいついてヒットを打ってくれるのが原口の良いところ。そこを信じて5番で使っている」と金本監督。昨春は育成選手だった男が、今季は主軸の役割を果たしている。

 これで昨季のリーグ王者で、今季も開幕から好調の広島との対戦成績を3勝3敗の五分に戻した。広島に土をつけているのは阪神だけだ。金本監督が「すごくポイントになる試合。今日負けるようでは、去年と同じ」と特別な思いで臨んでいた一戦で、価値ある勝利をつかんだ。【坂本太郎】

最終更新:4/17(月) 0:07

毎日新聞

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