ここから本文です

ケンブリッジ出した!5メートル追い風参考も9秒98

スポーツ報知 4/17(月) 6:04配信

 陸上の16年リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダル、ケンブリッジ飛鳥(23)=ナイキ=が15日、米フロリダ州クレアモントで行われた競技会の100メートルに出場し、予選で5・1メートルの追い風参考ながら9秒98を出した。日本人が電気計時で9秒台で走ったのは、15年3月に9秒87(追い風3・3メートル)を出した桐生祥秀(21)=東洋大=以来2人目。プロ転向後初戦で、日本初公認9秒台達成へ自信を深めた。

 滑らかな走りではなかった。それでも、ケンブリッジは追い風に乗って伸びた。参考記録とはいえ、ついに目指す9秒の世界を体感した。「9秒台が出たのは喜んでいい。初戦でまだキレはない。そんなに速くは感じなかったし、状態が仕上がれば(公認でも)出せると思う」と日本人初の領域に手応えを得た。

 一般的に、追い風が0・1メートル強いとタイムは0秒01速くなるとされる。15年に桐生が出した9秒87は追い風3・3メートルだったため、仮に公認上限の追い風2・0メートルでも9秒台が出ていた可能性があった。

 ケンブリッジの公認されている自己記録は10秒10。今回は追い風5・1メートルなので、2・0メートルの条件なら10秒29前後の計算になる。公認9秒台が出る走りではなかった。同日の決勝も10秒08(追い風4・4メートル)とタイムを落としたことも手伝い「内容的にはいまいち。スタートもまだまだ。うまくスピードに乗れなかったし、中盤から後半の加速が良くなかった。課題の方が多かった」と浮かれてはいない。

 桐生らとの日本初公認9秒台争いは今後も続く。プロ初戦を順調に滑り出し「まずは(ロンドン)世界選手権の参加標準(10秒12)を切って、9秒台を狙いたい。(世陸の)決勝に残りたい」と力強い。

 ◆日本人と9秒台 男子100メートルで、100分の1秒までを表示する電気計時では、15年3月に桐生が追い風3・3メートルで9秒87をマーク。ケンブリッジは2例目。10分の1秒まで示すが公認されない手動計時では、95年に伊藤喜剛が追い風9・3メートルで9秒8。10秒00の日本記録を持つ伊東浩司は99年に追い風1・6メートルで9秒9をマークした。

最終更新:4/17(月) 8:57

スポーツ報知