ここから本文です

「保険証書10枚」が物語る、38歳独身女性の将来が見えない不安

ZUU online 4/17(月) 11:10配信

あまり表に出ることのないファイナンシャル・プランナー(FP)という職業の女性たちに、普段どんな相談を受けているのかリレー日誌形式でつづってもらう連載。秋山さんのもとを訪れたのは、年収600万円の30代独身女性。堅実に貯蓄できているにもかかわらず、不安を払拭できない彼女がとっていた驚くべき行動とは…?!

■家計相談は「貯められない女性」とは限らない

2017年3月某日。Facebookのニュースフィードに流れる「確定申告終わりました!」という投稿を見ながら、そろそろ確定申告関係のご相談が落ち着いて来る頃だなぁ、私も自分の申告準備に取り掛からねばと、少々の焦りを感じながらこの日誌を書いています。

そんな中、かかってきたのは38歳女性からの家計相談依頼の電話。

家計相談というと貯められない女性が来るものだと思われがちですが、お金の不安を抱えているのは貯められない女性ばかりではありません。今回のご相談もそうでした。

■1000万円の貯蓄があっても、将来の不安でいっぱい

相談に来たのは年収600万円、大手企業にお勤めの女性。仕事の時は水筒持参、お昼はお弁当を持っていくなど、しっかり節約。財形貯蓄で先取り貯蓄をするなどとても堅実な家計管理をおこなっていました。その甲斐もあって、貯蓄は1000万円近く貯まっています。

しかし、彼女が相談室に入ってきて最初に言ったのは、「お金が全然なくて、将来が不安で…」という言葉。

家計相談をおこなっていると何回も出会うこの言葉。「そうですよね、不安だよね」と共感しつつ、その不安のもとを探るために、じっくりとお話を伺っていきました。

彼女が言うには、結婚をする予定はなく、家も賃貸物件で一人暮らし。今は仕事があるので定期的な収入があるが、病気をして収入がなくなった時がとにかく不安とのこと。

また、今後の生活や老後にいくら貯めたらよいのか分からないので、貯蓄がいくらあっても不安で仕方なく、お金を使うことが怖いとのことでした。

■保険証書の数が物語る、将来が見えない不安

彼女の不安をしっかりと表していたのは、鞄から次々と出てきた保険証書。勧められるままに加入してきたという保険。その証書は10枚にも及んでいました!

自動車保険や火災保険など必要最低限の保険を除いても8つの保険に加入しており、さらに会社の団体保険にも加入している状態でした。

保険の加入手続きをするたびに、今後おこりうる様々なリスクについての話をされ、さらに不安になっていき、次の保険を検討するという悪循環になっていたのです。

実は、このようなご相談は初めてではありません。40歳を目前にして健康面での不安も重なり、シングルということで、過度にリスクに対して不安になっている女性からのご相談はとても多いです。

また、将来必要なお金が見えないと、いくらお金があっても足りませんよね。ご相談にいらした方の中では、1億円近いお金があってもお金がない、怖くてお金を使えないとおっしゃっている方もいます。

将来のためにお金を貯めておくことはもちろん大切です。しかし、不安だらけで今を楽しめていないのは、とても残念なことですよね。今の生活を楽しみ、安心してお金を使うことができるように、彼女にアドバイスをおこなっていきます。(後編<coming soon>につづく)

秋山 友美
家計コーチ・ファイナンシャルプランナー(CFP)。湘南を拠点に、コーチングを活用した相談を受ける。お金の失敗を経験したことから資格を取得、2005年からFPとして活動。FP Cafe登録パートナーhttps://fpcafe.jp/

(提供:DAILY ANDS)

最終更新:4/17(月) 11:10

ZUU online