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改憲賛成派が勝利=大統領「歴史的決断」―反対派は異議・トルコ国民投票

時事通信 4/17(月) 6:47配信

 【エルサレム時事】トルコで大統領権限の強化を狙いとした憲法改正の是非を問う国民投票が16日行われ、高等選挙委員会は同日深夜(日本時間17日早朝)、暫定開票結果として、改憲賛成派が勝利したと発表した。

 エルドアン大統領はイスタンブールで演説し、「トルコ国民は統治システムに関し歴史的な決断をした」と勝利宣言した。

 国営アナトリア通信は開票率99%の段階で、賛成が51.37%、反対が48.63%と伝えた。だが、反対派は、不正行為があったと主張し、異議を唱えた。

 エルドアン氏の支持母体であるイスラム系与党・公正発展党(AKP)のアンカラ本部前には、大勢の支持者が集まり、賛成派の勝利を喜んだ。

 しかし、反対派は、高等選挙委が投票開始後に公式スタンプの押されていない票も有効とすると規則を変更したことなどを問題視。最大野党の共和人民党(CHP)は約250万票について異議を唱えている。クルド系政党の国民民主主義党(HDP)も「私たちのデータでは、票の3~4%が改ざんされたことが示されている」と訴えた。

 賛成派の勝利が確定すれば、現行の議院内閣制から、エルドアン氏が悲願とする「強い大統領制」への移行が実現する。2019年に大統領選と総選挙が実施される予定で、この選挙から大統領の2期10年の多選制限が改めて適用された場合、エルドアン氏は最長で29年まで大統領職にとどまることができる。 

最終更新:4/17(月) 10:55

時事通信