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朝比奈沙羅が初V!田知本破り世界選手権切符

スポーツ報知 4/17(月) 7:02配信

 朝比奈沙羅(20)=東海大=が決勝で13、14年世界選手権78キロ超級銅メダルの田知本愛(28)=ALSOK=に優勢勝ちし、初優勝を飾った。東京五輪のエース候補が、1回戦敗退に終わった1日の全日本選抜体重別選手権(福岡)の雪辱を果たし、8月28日開幕の世界選手権(ハンガリー)78キロ超級代表に初選出された。

 重量級のホープが、初めて全日本女子の頂点に立った。準々決勝で11分45秒の激闘を繰り広げ、短い試合間隔で準決勝を戦った朝比奈は、決勝を前に「フラフラしていた。視界もかすんでいた」。それでも気力を振り絞って田知本に優勢勝ち。「身体的にも肉体的にもきつい試合が続いたけど、勝ちたい気持ちが出せた」と胸を張った。

 昨年12月のグランドスラム(GS)東京、2月のGSパリを制しながら、選抜体重別は1回戦負け。屈辱を味わったが「自分がチャレンジャーという気持ちを思い出せた」と切り替えた。大会前に「もう何も言わないで」とぶつかっていた父・輝哉さん(49)にも思いのたけを吐き出し、積極的な姿勢が復活。増地克之代表監督(46)も「2週間前の彼女とは全く違った」と世界選手権代表入りを決めた。

 両親とも医師で、大学進学時には医学部受験に挑戦した秀才。今でも「整形外科医と理学療法士の懸け橋になりたい」と目標は変わらない。「まずは五輪が先に来る。将来のこともしっかり考えつつ、東京五輪で金メダルを取れるように、やっていきたい」。東京五輪金メダリストから医師へ。文武両道の壮大な夢へ、一歩ずつ進む。(林 直史)

最終更新:4/17(月) 8:11

スポーツ報知