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帰ってきたサブローの目標「GMになってロッテを強く」 必要なのはスカウティングと選手育成の能力

夕刊フジ 4/17(月) 16:56配信

 【野球放浪記】

 今季5戦目でようやく初白星を挙げたロッテ。16日現在、5勝9敗と負け越しでやきもきしているファンもいると思うが、あの男がチームに帰ってきたことはうれしいはずだ。

 つなぎの4番として活躍し昨季限りで現役を退いた“サブロー”こと大村三郎氏(40)が先月30日、スペシャルアシスタントに就任。「マリーンズ、日本球界の発展のためいろいろ勉強させていただき貢献したい」と話している。

 今後は球団の活動に参加しアドバイスを送るが、本人が関係者に明かしている将来の希望は「GMになってロッテを強くすること」。

 GMといえば、米大リーグでは選手出身者だけでなく名門大卒のインテリもいて、経営者的な視点からチーム作りと運営を行う。有名なのはアスレチックスのビリー・ビーン氏。元選手でスカウト経験もあるが、成績やデータを統計学的に分析するセイバーメトリクスを元に選手の獲得や戦略を考え、チームを運営する。その手腕は広く知られている。

 一方、日本ではGMの成功例をあまり聞かない。史上初めて同職を務めたのはロッテでの広岡達朗氏だが、招聘したバレンタイン監督と衝突、チーム成績も振るわず2年で退陣。最近では中日・落合博満氏。コストカットの手腕は際立ったが、補強面の評価はイマイチで今年1月末に任期満了。いずれも総監督的な立ち位置で現場と軋轢を生んだ印象がある。

 ならば大村氏がGMに就任し成功を収めるには何が必要か。日米球団のフロント業務に詳しい関係者は「米国では統計的な数字が分かる人が主流だけど、日本はスカウティングと選手育成の能力を鍛えるべきだ。求められるのは編成部長の役割だから」と指摘する。

 モデルとして西武のSD兼編成部長を務める渡辺久信氏を挙げ「監督、コーチ経験がありアマ野球も熱心に視察している。彼のスタイルを見習うのがいい」と勧める。米国流か日本流か。大村氏はどんなGMを目指すのか注目だ。 (山田利智)

最終更新:4/17(月) 16:56

夕刊フジ