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電動車いすベンチャーWHILL 高齢者向けに軽量化新モデル

SankeiBiz 4/18(火) 8:15配信

 電動車いすベンチャーのWHILL(ウィル、米カリフォルニア州)は、高齢者向け電動車いすの「モデルC」を開発し、予約の受け付けを始めた。6月に出荷を始める予定。2014年に発売した初号機「モデルA」のデザイン性や走行性能を維持しつつ、価格を半分以下にして購入やレンタルをしやすくし、軽量化や分解を簡単にできるなど、介護者の利便性に配慮した。

 総務省統計局によると、75歳以上の後期高齢者は約1700万人で、総人口の約14%を占める。それが30年には約2300万人にまで増えるとの試算もある。その一方で、自動車免許を自主返納する後期高齢者も増えており、「歩行や車による移動の代わりとなるパーソナルモビリティとしての需要が見込める」(杉江理CEO=最高経営責任者)として販売に踏み切った。

 モデルCは工具を使わなくても簡単に本体を3つに分解できる。重量もモデルAの半分以下となる52キロで、分解後には自動車で運搬したり、玄関などの小さなスペースにも収納したりできるようにした。

 大きさは幅55センチ、長さ98.5センチ、高さは最大で94センチ。最小回転半径は約76センチで、一般的なハンドル型電動車いすよりも小さく、エレベーターのなかでも楽に方向転換できる。駅にあるドア幅の広い自動改札機なら楽に通れる。

 独自開発の全方位タイヤを前輪に採用し、最大5センチの段差も軽々と乗り越えられる。専用リチウムイオン電池の約5時間充電で走行できる距離は約16キロ。黒や青、ピンクなど6色を用意した。

 本体価格は45万円。同社ホームページで注文を受け付ける。6月には福祉用具貸与事業者を通じて介護保険によるレンタルも始める予定だ。また20~22日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれる福祉機器の総合見本市「バリアフリー2017」で実機を展示する。

最終更新:4/18(火) 8:15

SankeiBiz