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外国人客に無料で通訳ガイド 東京五輪も視野

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/17(月) 17:16配信

 静岡県内を訪れる外国人旅行客に無料で通訳ガイドをする市民団体「静岡フリーガイド」(SFG)が活動を広げている。今年1月に始めたにもかかわらず、県内在住者による地元密着の案内が好評だ。代表の西川知里さん(32)=静岡市駿河区=は「コンセプトは『旅先で出会った親切な地元の人』。静岡にまた来たいと言ってもらえるようにしたい」と意気込む。3年後の東京五輪を視野に、増える外国人旅行客の対応に備え、受け入れ環境の充実を目指す。

 SFGは西川さんと広報担当の鈴木あづささん(44)=同市葵区=が昨年8月に立ち上げた。留学経験がある2人。「何を見たかより、人との触れ合いが心に残る。“宝”を持ち帰ってもらいたい」と、ガイド400人が所属する国内最大級の「東京フリーガイド」(TFG)の協力でノウハウを学び、体制を整えた。

 ガイドはTOEIC800点以上か英検準1級などの条件をクリアした県内在住の会社員や主婦、退職者など13人が登録した。現在の案内範囲は、おおむね沼津市から島田市の範囲。ホームページで依頼を受け付け、希望に沿ったプランを練る。交通費や入館料などはゲストが負担する。

 西川さんは「ガイドの力量次第で静岡の印象が変わる。勉強がもっと必要」と実践事例をメンバーで共有するほか、伊豆や県西部にも範囲を広げようと情報収集に努める。東京からの日帰り旅行などとして人気があり、4月は10件28人を案内する計画だ。

 ガイドを務めることは、自ら歩いて県内の人と街を再発見することでもある。2人は「私たちも地元への思いが深まる。魅力を伝え、ゲストにも喜んでもらえるのがうれしい」とやりがいを話す。ガイドは地元住民と外国人の橋渡し役であり、国際交流発展の〝入り口〟にもなる。西川さんは「外部の視点から地元の長所短所に気付くことができる。それがいずれ地域の活性化につながれば」と見据える。

静岡新聞社

最終更新:4/17(月) 17:16

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS