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<首相>「対北朝鮮、外交努力で」 有事の際の措置検討

毎日新聞 4/17(月) 11:37配信

 安倍晋三首相は17日午前の衆院決算行政監視委員会で、北朝鮮による16日の弾道ミサイル発射などについて「軍事力を誇示しているが、外交努力を通じて平和を守ることが重要だ」と述べ、北朝鮮を巡る緊張状態が続く中、外交交渉による平和的な解決を図るべきだとの考えを示した。一方で「北朝鮮が真剣に対話に応じるよう圧力をかけることが必要だ。(トランプ米大統領が)『全ての選択肢がテーブルの上にある』との考えに立って対処しようとしていることは評価している」とし、北朝鮮を改めてけん制した。

 また首相は、万が一の朝鮮半島有事の際、北朝鮮の避難民が日本へ流入する事態について「保護に続く上陸の手続き、収容施設の設置、庇護(ひご)すべき者にあたるか否かのスクリーニングといった一連の対応を想定している」と説明。避難民に紛れて工作員や武装兵などが入り込むことを防ぐ措置も含めて検討しているとした。

 挑発的な言動を繰り返す北朝鮮に対しては「こちらが(過去に人道支援などの)善意を示しても答えはほとんどゼロ、あるいはマイナスだった」と指摘。「圧力をかけなければ北朝鮮は話し合いの場に出てこない。トランプ氏が更なる圧力をかけていることを評価する」と述べ、北朝鮮の譲歩を引き出すために圧力が必要だとの考えを示した。

 さらに今後の対応について「米国や韓国と緊密に連携し、中国に大きな役割を果たすように働きかける」とし、中国による事態の抑制に改めて期待した。自民党の瀬戸隆一氏、共産党の宮本徹氏への答弁。【光田宗義】

最終更新:4/17(月) 12:33

毎日新聞