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アングル:ペンス米副大統領、日本企業と対話へ 投資拡大を要望か   

ロイター 4/17(月) 12:57配信

[東京 17日 ロイター] - 18日に来日するペンス米副大統領は、安倍晋三首相との会談や麻生太郎副総理兼財務相と日米経済対話をスタートさせるだけでなく、日米企業のトップから直接話を聞く会合にも出席する。同会合にはトヨタ自動車<7203.T>など米国で現地生産している企業を呼び、米国経済への貢献を感謝するとともに、今後の投資拡大への期待を伝えるとみられる。

この会合は「ビジネスリスニングセッション」と呼ばれ、日本に進出している米国企業と合わせ、数十社が対話に参加する見通し。

この場で、日本企業に対し、米国内でのさらなる設備投資と雇用の増加を促す可能性がある。

トランプ米大統領は貿易不均衡の是正に向け強いリーダーシップを発揮しようとしており、その方向でペンス副大統領からも発言があるかどうかが注目されている。

ペンス副大統領は、今回歴訪する韓国、インドネシア、オーストラリアでも同様の会合を開催し、米国で事業展開する企業に一段の投資増大を要請するとともに、輸出を目指す米国企業にプラスになるような対応も期待しているとみられる。

日米貿易は日本の大幅な輸出超過となっており、中でも自動車の黒字が大きなウエートを占め、一部には米国からの圧力を懸念する声もある。

ただ、ペンス副大統領はインディアナ州知事時代から日本企業との関係が深く、州知事として経団連の訪米ミッションを迎えたほか、自ら来日して同州への企業誘致に熱心に取り組んできた経緯がある。

日本企業側では「ビジネス会合の相手がペンス氏でよかったと思っている。トランプ大統領の日米貿易不均衡に対する問題意識を伝える役割を担っているのだろうが、それでも日本企業の貢献を理解しているというこれまでの経緯は大きなポイントになるだろう」(企業団体幹部)と、同副大統領の「知日派」としての存在感に期待を寄せる声が少なくない。

(中川泉 編集:田巻一彦)

最終更新:4/17(月) 18:01

ロイター