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【阪神】金本監督、鬼の形相でコイの独走止めた…8回微妙判定に猛抗議

スポーツ報知 4/17(月) 6:05配信

◆阪神2―1広島(16日・甲子園)

 猛虎がコイの独走をついに止めた。今季の初勝利が懸かっていた能見を5回1失点で交代させると、勝負と見た1―1の8回には判定を不服として“抗議”に出るなど金本監督が執念の采配を振るい、秘蔵っ子・原口の決勝打を呼び込んだ。広島相手に3連戦を勝ち越したのは今季セ界初で、甲子園での広島戦勝ち越しは就任2年目で初。貯金を今季最多タイの3に戻し、首位に2・5差と再接近した。

 血相を変えてベンチを飛び出した。同点の8回。二遊間へ飛んだ先頭・糸原の打球は、二塁・菊池がうまくさばいて素早く一塁へ送球。糸原もヘッドスライディングを見せたが、判定は間一髪アウトだった。「今日の試合は、僕の中ですごくポイントになる試合かな、と思っていた」。納得がいかない指揮官は鬼の形相で芦原一塁塁審に歩み寄る。中村一塁コーチが体を張って制したほどだった。

 これで火がついた。「もう、勝負ですよ」。1死から高山が中前安打で出塁すると、2死から走らせて二盗に成功。福留が四球を選んで一、二塁の好機をたぐり寄せると、最後は「ああいう場面で食らいついて打てるところを信頼して5番に使っている」と抜てきしている原口が決勝打を左前へ運んだ。昨季のこの時期はまだ育成選手だった孝行息子は「チーム全員、ファンの思いが僕の打席にこもっていると思っていきました」と、指揮官の執念もバットに乗り移らせた。

 昨年は広島相手に7勝18敗と、大きな力の差を見せつけられた。そのカープ相手に2勝3敗で迎えたこの日の一戦。ずるずるといくか、星を五分に戻せるか。「今日、広島に負けるようでは去年と同じかなと。そうはいかんぞという姿勢。オーバーだけど、今日でチームがどうなるのかなと思ってました」。今季のチームを占う“分岐点”だと感じた指揮官は、すべてを注いで勝利を奪いにいったと言っても過言ではなかった。

 開幕から12試合固定していた高山、上本の1、2番を糸原、高山に組み替え、好投を続けていた先発の能見も5回1失点でスパッと交代。桑原―マテオ―ドリスの必勝リレーで逃げ切った。今季、広島に勝ち越した球団は阪神が初めて。甲子園での広島3連戦で勝ち越したのも、金本政権では初めてだ。独走態勢に“待った”をかけ、2・5差の2位とジワリ。今季最多4万6317人のファンの前で、金本監督が「乗っていきたいですね。こっちも」と充実感たっぷりに言い切った。(橋本 健吾)

最終更新:4/21(金) 21:29

スポーツ報知

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