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池江、女子初の5冠 伸び盛り16歳「達成感でいっぱい」 競泳日本選手権

産経新聞 4/17(月) 7:55配信

 苦しんだ末に女子初の5冠に輝いた。最終日も50メートル自由形と100メートルバタフライを完勝した池江。目標の日本記録更新は最後までかなわなかったが、「達成感でいっぱい。記録は悔しいけど、初めて5冠ができていい経験になった」と笑顔で偉業達成を喜んだ。

 「ホッとしたのが一番だった」。最後のバタフライを制し、水面から顔を上げると一気に解放感に浸った。4日間で5種目の日程だけでなく、記録や世界選手権の代表争いなど、さまざまな「重圧」と戦ってきた。

 自由形は予選で今大会初めてトップを譲りながら、決勝で周りを置き去りにした。途中で「いけるかな」と思ったという。挑戦中の「無呼吸」のまま泳ぎ切り、派遣標準記録は突破。バタフライでもライバルを寄せ付けなかった。

 ただ、納得はしていない。自信を持って臨んだはずの自由形とバタフライの100メートルは、日本記録ペースで折り返しながら最後は同じように失速した。直前までのハードな練習をこなした疲労もあるが、現段階では「夏の五輪より粘る力が落ちている」と認める。

 「5冠」の経験のある萩野が「あの子は(他の種目も)出れば勝てる」と絶賛する逸材は「どれか一つ、特にバタフライでメダルを獲得したい。体力がついたらいける」と力を込める。課題を克服し、もう一皮むけた姿を世界選手権で見せてくれるだろう。(大宮健司)

最終更新:4/17(月) 7:55

産経新聞