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調子上がらない侍戦士=球筋の違いも影響-プロ野球

時事通信 4/17(月) 15:16配信

 開幕前にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が行われ、日本代表は4強入りと健闘した。だが、ペナントレースが始まって約2週間、侍戦士の調子がもうひとつ上がっていない。特に野手で打撃10傑に入っているのは坂本勇(巨人)、鈴木(広島)、内川(ソフトバンク)だけと、異変が起きている。

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 中田(日本ハム)は「正直体調が万全でない」というまま開幕を迎え、打率2割と低迷。右脚のけがで13日に登録を抹消された。負けられない戦いが続き、肉体、精神ともに疲労がたまったようだ。ヤクルトの杉村チーフ打撃コーチは「一度頂点に達してから、また頂点に上げるのはしんどいこと」と思いやる。

 国際大会では打撃の感覚も狂う。きれいな回転の直球が主体の日本とは違い、打者の手元で球を動かしてくる投手が大半を占めた。山田(ヤクルト)は左脚の上げ方を変えて対応していたが、日本に帰ってすぐには元に戻せなかった。

 DeNAの坪井打撃コーチは自身が米国でプレーした経験を振り返り、「球筋の違いは感覚を戻すのが難しい。対応に手間取るだろうと思っていた」。昨季44本塁打の筒香は14試合目まで一本も放っていない。

 ソフトバンクの藤本打撃コーチも打率1割台の松田について同様の見立てをする一方で、「これが一年間続くわけではない。長くて1カ月」。一流打者の対応力の高さも指摘する。筒香も「感覚はだいぶ良くなってきた。心配は全くしていない」。各チームの看板打者がいかに早く本来の姿を取り戻せるか。タイトル争いだけでなく、優勝争いも左右しそうだ。(成績は17日現在)

最終更新:4/17(月) 17:34

時事通信