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【林享の目】池江の収穫と課題明確 スタート向上、欠いた後半伸び

スポニチアネックス 4/17(月) 7:55配信

 ◇競泳 日本選手権最終日(2017年4月16日 名古屋市ガイシプラザ)

 池江にとって収穫と課題がはっきり分かる大会となった。100メートルバタフライでは前半50メートルを日本記録ペースより0秒09速い26秒72で積極的に入れた。これまで国内大会でもスタートから浮き上がりの時点で他の選手と並んでいることが多かったが、今回は常に頭一つ抜け出していた。スタートの反応がよく、ドルフィンキックから浮き上がりがスムーズになっている。スタート技術全体が向上していた。

 また、昨季はリオ五輪など大会後半のレースでタイムを大きく落とした。だが、今回は落ち込みの幅が小さかったことが、5種目制覇にもつながった。確実にタフさは身についている。

 今大会で自己ベスト更新がゼロに終わった要因はレース後半の伸びを欠いたこと。そこは今後の課題になる。1月に持久力の求められる200メートル自由形で日本記録を出したが、それは初めて行った高地合宿の効果が大きかったと思う。今後の記録向上のためには高地トレーニングのスケジューリングや回数も重要になっていく。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

最終更新:4/17(月) 7:55

スポニチアネックス