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棟方志功の版画盗難か=いつの間にかカラーコピー―神奈川

時事通信 4/17(月) 20:48配信

 神奈川県は17日、版画家の棟方志功(1903~75年)の作品を紛失したと発表した。

 公益財団法人「神奈川芸術文化財団」(横浜市)に無償貸し付けしていたが、作品がいつの間にかカラーコピーにすり替わっており、真作が見つからないという。県は盗まれた疑いもあるとして、県警加賀町署に相談している。

 県によると、紛失したのは「宇宙讃(神奈雅和の柵)」という作品で、大きさは横約65センチ、縦約50センチの変形15号。

 この作品は、県が鎌倉市にアトリエがあった棟方に県民ホールで使う緞帳(どんちょう)の原画として制作を依頼し、74年に棟方から県職員が和紙に刷られた真作を受け取った。別に刷られた作品はなく、当時の取得費用は300万円だったという。

 作品は県民ホールの館長室に飾られていたが、県は2013年、作品を神奈川芸術文化財団から県立近代美術館(同県鎌倉市)に移管。同美術館が作品を展示したところ、14年5月に観覧した専門家から「レプリカではないか」と指摘された。作品を額から外すと、カラーコピーが台紙に貼り付けられていたという。 

最終更新:4/18(火) 3:28

時事通信