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【巨人】松本、野球は「体が小さい、大きいのスポーツではない」168センチで奮闘

スポーツ報知 4/18(火) 12:03配信

 厳しいプロの世界で決して大柄ではない体格で戦う身長168センチの松本哲也外野手(32)が今後への覚悟を語った。

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 松本が野球選手として、小柄だと気づいたのは山梨学院大付属高入学後だった。「それまでは、(体格差を)あまり感じたことはなかった。高校に入ってから、身長はほぼ変わっていない」。高校で打撃の際のパワー不足に気づかされ、さらに大学では木製バットという壁にもぶつかった。

 周りとの体格差にぶつかる度、磨きをかけたのは武器である俊足だった。「小さいときからもともと速かったので、他のプレースタイルに変えようと思ったことはない。そこを落としたらいけないなという思いもありましたし」。高校から体にキレを出すため、ショートダッシュを幾度もこなし、プロ入り時には50メートル5秒8までに磨き上げた。

 野球以外の競技経験も、今に生きている。元ラグビー日本代表の松本純也氏を叔父に持ち、中学時代は冬季限定でラグビー部に所属。ウィングとして俊足を生かしトライを量産した。「体の芯の強さは身につきました。フィジカルもそうですし、けがに対しても強くなったと思います。ちょっとのけがでも痛くないな、と」

 タックルなど、身体接触の激しいラグビーを経験したからこそ、野球に対して持論がある。「(野球は)体が小さい、大きいのスポーツではないと思います」。育成を経て09年にゴールデン・グラブ賞と新人王を獲得。体格でも、経歴でも小さな巨人として名をとどろかせた。だからこそ、同じ体格でプロを目指す子供たちに「自分の特徴をみんなよりも負けないものにしていけばいい」とメッセージを送った。

 昨季は52試合に出場も打率1割7分4厘。現在は2軍で打撃力の向上に力を注ぐ。長めに持ったバットの遠心力を使って鋭い打球を意識している。「しっかりと鋭い打球が打てるように、強く振り抜くことを意識している。困ったときに『松本がいる』といわれるようにならないといけない」。プロ11年目の今季、再び1軍で大きな存在感を示すつもりだ。

 ◆松本 哲也(まつもと・てつや)1984年7月3日、山梨市生まれ。32歳。山梨学院大付高から専大を経て06年育成ドラフト3巡目で巨人入団。07年2月に支配下選手登録。09年に新人王とゴールデン・グラブ賞受賞。昨季は52試合、打率1割7分4厘、1打点、2盗塁。通算591試合、打率2割6分3厘、0本塁打、57打点、65盗塁。168センチ、70キロ。左投左打。背番号31。年俸2400万円。

最終更新:4/18(火) 17:59

スポーツ報知