ここから本文です

阪神・金本監督、執念でコイ倒!大一番でさい配決まった

サンケイスポーツ 4/17(月) 5:00配信

 (セ・リーグ、阪神2-1広島、6回戦、3勝3敗、16日、甲子園)セーフやろ!

 今季最多4万6317人が詰めかけた甲子園。虎党の「エーッ」が金本監督を後押しした。ゆっくりと一塁の芦原英智審判(33)に歩を進める。超不満顔で。一塁コーチボックスの中村外野守備走塁コーチが“最悪”を想定し、思わず間に入るほど怒っていた。

 八回無死。糸原の中前に抜けそうなゴロを二塁・菊池が好捕して一塁送球。ヘッドスライディングを試みた糸原。微妙なタイミングも、塁審は「アウトッ!」-。

 「セーフだよ。セーフに見えたし」

 判定が覆らないのは百も承知。でも、俺が行かなければ誰が行く。将の姿に、ナインが即、応えた。直後に勝ち越しのドラマを呼ぶ。

 「きょうの試合は僕の中ではすごくポイントだと思っていたので、良かったですね」

 勝利監督インタビューでそう切り出し、その後も繰り返した。

 「きょう負けるようでは広島に『去年と同じかな』と思われてしまう。前回(開幕カード)も負け越したし。去年の優勝チームにまた負け越すとね。オーバーだけど、きょうの試合でチームがどうなるんだろうか、と思ってました」

 絶対に負けられないポイントの試合と位置づけていた指揮官の中では、もう「143分の1」ではなかった。だからこそ執念のさい配になる。

 先発・能見が立ち直りかけても、五回を終えると75球でスパッと交代。もっとも信頼を寄せる中継ぎの桑原には、2イニングを託し、ノーヒットリレーを完成させた。

 打線も初めて大きく変えた。D5位・糸原健斗内野手(JX-ENEOS)を1番に初抜てきし、1~4番まで左を並べる“九里対策打線”。そして、決勝点の八回は二死一塁、打者・福留の場面で高山に二盗のサイン。ズバッと的中だ。

 広島戦勝ち越しは8カードぶり。甲子園では何と2014年以来。明確な数字は覚えていなくても、これ以上は負けられないという危機感だけはあったのだ。勝負に出るしかない。そして大一番で白星をもぎ取った。絶好調の広島と6試合を終えて五分と五分。戦える自信も得た。貯金3を持って1週間のロードへ。

 「乗っていきたいですね」

 ひと味違う金本さい配が、セ界を揺るがせようとしている。

最終更新:4/17(月) 5:00

サンケイスポーツ

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合4/26(水) 11:15