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勝っても負けても、戦う勇姿をずっと見ていたい。吉田沙保里の母が綴る、娘への想い

4/17(月) 6:10配信

BuzzFeed Japan

2016年夏、リオデジャネイロオリンピック。女子レスリングの王者、吉田沙保里選手が決勝戦で敗退したあの“運命の瞬間”。母親の吉田幸代さんは、視線を外さなかった。

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「ずっと見ていたい。勝っても負けても、沙保里が戦っているその勇姿を見たい」
「何が起きるかというのを、一瞬も逃さず見ておきたい」

3歳からレスリングを始めた吉田選手を、常にそばで支えてきた幸代さん。幸代さんの著書『泣かないで、沙保里 負けても克つ子の育て方』(小学館)には、そんな彼女の幼少期からの闘いの歴史と、逆境の中での家族の葛藤などが綴られている。

BuzzFeed Newsは、幸代さんに “霊長類最強女子”と呼ばれる娘への想いや、リオデジャネイロオリンピックの時の心境を聞いた。【BuzzFeed Japan / 山光瑛美】

「最初はね、『え、霊長類?人間やん。普通の女の子なんですけど(笑)』って言いたかった。だけど娘はあんまり何にも感じてないみたいで」

可愛い、可愛いと大事に育ててきた娘が、世間から霊長類最強女子と呼ばれていることについて、そう思ったという。

「アレクサンドル・カレリンという、ロシアのレスリング選手で “霊長類最強の男“と呼ばれた方がいて、その連勝記録を上回ってしまったので “最強女子“ になっちゃって。世間の人にも、それを理解してもらえたら別にいいかな(笑)」

吉田選手が幼い頃は、レスリングのオリンピック選手になるとは想像していなかった。
過去にレスリングのオリンピック代表選考会で敗退した夫・栄勝さんが、吉田選手を”オリンピック選手にさせる”と決めたとき、幸代さんはこう思ったという。

「漠然として『オリンピック選手なんかそんな簡単になれるもんじゃない』というイメージしかなかった。でも、なぜか彼のいうことは必ずそのとおりになっていたので、『あ、きっとなるんだろう』という感じだったんですよね」

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最終更新:4/17(月) 6:10
BuzzFeed Japan