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着物学校「装道礼法きもの学院」 を運営、装いの道が民事再生を申請

帝国データバンク 4/17(月) 12:00配信

 装いの道(株)(TDB企業コード:985000741、資本金8700万円、東京都文京区湯島2-18-12、登記面=東京都千代田区有楽町1-5-2、代表山中啓嗣氏、従業員70名)は、4月14日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
 
 申請代理人は住田昌弘弁護士(東京都千代田区大手町1-7-2、センチュリー法律事務所、問い合わせ専用窓口:電話03-5204-1091)ほか4名。監督委員は長沢美智子弁護士(東京都千代田区丸の内3-3-1、東京丸の内法律事務所、電話03-3213-1081)。

 当社は、1964年(昭和39年)8月の設立。着物学校「装道礼法きもの学院」の運営および講師・生徒や百貨店等への和装用品類の販売を手がけていた。仙台から福岡まで主要6都市で直営の着物学校「装道礼法きもの学院」を運営し、コースは「きもの&マナー入門通信講座」といった入門講座から、「きものプロ養成コース」まで複数のコースを開設、生徒数は約1700名にのぼっていた。

 また、学院生徒や卒業生を講師とした「認可きもの教室」およびその生徒(全国に約2500教室)に対してテキスト・教材(呉服ほか和装用品全般)の販売も行い、全国各地に顧客基盤となる生徒・卒業生は累計で約3万人を超えていた。和装用品の取扱品目は呉服用補整下着、半襟、帯留め、バッグ、草履など全般にわたり、特に下着・襟に関しては「美容」ブランドを展開、紳士用として和装スーツ「道着」等も扱い、ピーク時の93年4月期には年売上高約68億円をあげていた(後に決算期を12月に変更)。

 しかし、近年は景気低迷にともなう個人消費の減退、節約志向の強まりなどを受け、着物学校向けの販売量が減少。専門問屋筋や百貨店向け販売も落ち込み、2015年12月期の年売上高は約21億5100万円に減少、5年間で半減以下となっていた。その後も生徒数が伸び悩み、赤字計上が続くなか、ここに来て自力再建を断念した。

 負債は債権者約200名に対し約11億円。

 なお、営業は通常通り継続中。スポンサーについては現時点で複数社が名乗りをあげており、今後、選定作業を進める意向。
  
 ※2017年4月17日12:30 追記

最終更新:4/17(月) 12:34

帝国データバンク