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ISに投下した「全ての爆弾の母」は巨額の無駄遣い ー Twitterで批判噴出

4/17(月) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

米国防総省によると、米空軍はISに対して、「全ての爆弾の母」との別名がある大規模爆風爆弾「GBU-43/B Massive Ordnance Air Blast(MOAB)」を投下した。核兵器以外の通常兵器で最大の威力を持つと言われ、実戦に使用されるのは初めて。ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は投下について、「ISの戦闘員が構築したトンネルや洞窟を破壊することが目的だ」と述べた。

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トランプ大統領に批判的な人々は、この爆弾投下について、早速ソーシャルメディアで批判の声を上げた。

軍事情報を扱うサイトDeagel.comによると、MOABの製造費は1発あたり約1600万ドル(約17億円)で、これまでに20発が製造された。

今回投下されたのは、そのうちの一発だが、著名人も含めた反大統領派たちは、20発分の価格である「3億1400万ドル(約340億円)」に焦点を当て、そのコストの是非を問いかけている。

1発、3億1400万ドルだ。貧困層を支援するための資金はない、とは言わせない。

まただ。ショーの主役が大量殺戮のために、バカみたいにお金を使った。

ISに投下された「全ての爆弾の母」は我々に3億1400万ドルの負担を強いる。毎日の食事もままならない人がいるのに。

この国のトップは、社会制度や水道整備のために十分なお金を費やしていると言うのか。我々は、3億1400万ドルを失った。

教育、医療研究、子どもの貧困、環境対策や健康保険制度……。こうしたことではなく、3億1400万ドルが爆弾に使われたことを思うとつらい。

大統領が落とした爆弾は3億1400万ドル。ここフリントの水道設備を3回も改修できるお金だ。

爆弾は、3億1400万ドル。「アメリカを再び偉大な国にする」じゃなく、「我々アメリカ人に再び偉大な税金を払わせる」だ。

ちなみに、2015年12月下旬から2016年4月中旬にかけて、空母USSハリー・トルーマンの艦載機はイラクとシリアに1118発の通常爆弾を投下した。1000ポンドの汎用爆弾「Mk-83」のコストは、1発1万2000ドル。つまり、MOABはMk-83、1333発分に相当する。

source:DoD

[原文:Here's how much the 'mother of all bombs' the US just dropped on ISIS in Afghanistan actually cost]

(翻訳:増田隆幸)

最終更新:4/17(月) 21:10
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