ここから本文です

“結婚離れ”解消へ広がる婚活支援 青森県内

デーリー東北新聞社 4/17(月) 12:40配信

 青森県が男女の出会いをサポートする「あおもり出会いサポートセンター」(愛称・あおサポ、青森市)。2011年の開設以降、会員数、成婚数ともに右肩上がりに増加している。一方、厚生労働省がまとめた、50歳まで一度も結婚したことのない人の割合を示す県内の「生涯未婚率」は、男性25・03%、女性13・87%など“結婚離れ”は依然として顕著だ。あおサポでは利用者のニーズに応えようと、支援の幅を広げている。

 県によると、県内の婚姻数は15年度5433件。人口や年齢構成の違いはあるものの、20年前の95年に比べると2873件少ない。人口全体に対する結婚の派生頻度を表す、婚姻率の都道府県別順位もここ数年40位以下に沈んでいる。

 あおサポの運営は、県の委託により、16年度からNPO法人プラットフォームあおもり(青森市)が担っている。16年度は2月現在、結婚を希望者する男女の個人会員は1669人。年代別に見ると、35~39歳が最も多く433人。次いで40~44歳が378人。

 会員の条件は県内在住で、20歳以上の独身者。登録すると、月2回のメールマガジンで協賛団体による婚活イベントなどの情報が届けられる。
 県が結婚支援の取り組みを始めて6年。これまでに157人が成婚し、会員同士の夫婦も17組誕生して実績を伸ばすほか、取り組みは徐々に広がりを見せている。16年度から同じ会社の同性でグループを組み、他企業のグループと交流する「企業間婚活」がスタート。特に男女比に偏りのある職場から好評だという。

 さらに、市町村単位での婚活には行き詰まり感があるとし、17年度以降は自治体の連携を強めて規模を広げる方針だ。主管する県こどもみらい課子育て支援グループの尾形公一総括主幹は「6年たって、婚活が浸透してきた。利用者ニーズの変化は感じないが、こちらの応えられる環境が整備されてきた」と手応えを口にする。

 行政とNPO法人、協賛団体がタッグを組んで運営するあおサポ。今後も連携を密にして出会いの場を提供していく。プラットフォームあおもりの米田大吉理事長は「障害のある人やひとり親など、これまで手の届きにくかった人への支援も取り組むべきこと」と活動の拡大に意欲を示す。

デーリー東北新聞社

最終更新:4/17(月) 12:40

デーリー東北新聞社