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熊本地震で倒壊した鳥居再建 寄付金集まる 佐賀の愛宕神社

西日本新聞 4/17(月) 10:39配信

 1年前の4月16日午前1時25分ごろ、熊本地震の本震で佐賀市呉服元町の愛宕神社の鳥居と楼門は倒壊した。このうち、先に再建が決まっていた鳥居(高さ3メートル、幅4メートル)が29日に完成披露される。3月に石材店に発注して製作中。再建費は善意の寄付金で賄った。残っていたがれきの撤去も終了し、一歩ずつ元の姿へと修復が進んでいる。

 約300年前の建立とされる鳥居と楼門は、熊本地震の前震には耐えたものの、佐賀市でも震度5を観測した本震で崩れ落ちた。

 総代会は神社の歴史や被災前後の写真を載せたチラシを作成し、再建費の募金を開始。これまでに住民や県神社庁、日本バーテンダー協会佐賀支部などの約100個人・団体から約150万円が集まった。総代の鎌坂荒夫さん(60)は「頑張ってください、と温かく元気づけられた。感謝している」と話す。29日のお披露目では神事を営む。

 熊本地震の前震から1年の14日、鎌坂さんは境内で犠牲者に黙とうをささげた。この1年、毎日のように神社の掃除や草刈りをして再建を願ってきた。「皆さんの善意をやっと形にできる」と、ほっとしたような表情を見せる。

 総代会は楼門の修復も目指し、募金活動を続ける。

=2017/04/17付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:4/17(月) 10:39

西日本新聞